元号と西暦     川筋右衛門 | 産経新聞を応援する会

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元号と西暦年



今、西暦年の使用が普通で、元号は意識して使っている人たちによりかろうじて守られているのが現実だ。

テレビでは民放は殆ど全局がそうだし、NHKも政府関係の時は元号も使うがそれ以外は西暦を使うのが普通のように感じる。世の中の主流は西暦で、元号は少数派といえる。



マスコミと左翼が元号を忌避し西暦を使うのは、天皇反対の意思表示である。世間の人は、そこまでの意識はなくて、皆がそうだからそれに従っているだけなのだろうが。



ブログの年号表示も初めから、フォーマットがそうなっているから、どうにもならないらしい。以前、HPを開設していた友人に元号を使ったらと言った時、そのような返事だった。友人はその後、本文で元号を併記するようになつた。



天皇に反対する勢力が意図的に元号を避けて西暦を使う事実を知らない保守派も多い。皇室に対する尊崇の念が本物の私の友人も、何となく西暦を使うことがあると言っていた。私は元号しか使わず、四角の空欄が西暦を使う形式に固定されている時は仕方ないのでそうするだけである。



自分が生きて来た昭和、平成の出来事はやはり元号のほうがピンと来るし、そのときの雰囲気というか空気が感じられる。明治大正時代の歴史も元号のほうが、明治維新より何年後にこのような変化があったのか、戦争が起こったのか、など分かり易いことが多い。



私の所では、毎日訪れる数十人に申し込み用紙を書いて貰うが、日付は元号が印刷されている。これまで総計はおそらく十数万人にも上るが、その中で一人だけ元号を消して西暦を記入した人間がいた。おそらく教員だつたと思う。



或る時 地元の市立図書館で、申し込み用紙に記入しようとして、西暦しか記入できない形式になつていたので抗議したが、そのとき若い女性職員が、元号を「がんごう」と言ったので、又ひとしきり私の説教を聞かされるハメになったことがある。



日本を大事にする気持ちのある人にはぜひ、元号使用にこだわってほしいと思う。



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