今回はサラッと"奈良"です。
まずは東大寺南大門(正門)です。
平安時代には強風で倒壊し、鎌倉時代に再建されたものとの事。下から見上げると天井がなく構造がそのまま見えます。屋根裏まで達する大円柱18本は21mもあるそうです。
上を眺めると柱のみで天井がありません。かつては朱色だったのでしょうか?
門の両側には金剛力士像があります。かなりの迫力がありました。
奈良ならではの鹿も普通にお散歩中でした。北海道のエゾシカとは大きさが違って
可愛いですね。
華厳宗総本山、東大寺金堂「大仏殿」です。
過去2度の火災により焼失し、その後再建されましたが財政困難の理由で7間に規模が
縮小されたそうですが、それでも高さや奥行は創建時のままで、世界最大級の木造建
造物です。スゴイことですよね。かつてはあの松永久秀によって焼き討ちにもあって
います。戦国乱世ですね~
奈良の大仏様です。が、宗教的には「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」と呼びます。
戦国乱世で焼き討ちにあった後100年近く、野ざらしになっていたそうです。
今では信じられませんが。
ちなみに、以前京都の回でご案内をした「豊国神社」には現在の「方広寺」、
「豊国神社」、「京都国立博物館」にまたがる東大寺大仏殿を超える大きさの
大仏と大仏殿がありました。今でも神社裏手の公園や国立博物館内にその当時の
礎石跡を見ることが出来ます。ちなみに当時の大仏殿の敷地は、現在の
三十三間堂までも含む巨大な広さだったそうです。
ちなみに、この東大寺に所蔵されているある有名なものがありますが何で
しょうか?答えは最後に。
東大寺を後にしてやってきたのは「興福寺」です。
室町幕府最後の将軍「足利義昭」が暮らしていたお寺です。もともとは覚慶という
お坊さんでした。が、兄である足利義輝が松永久秀らによって暗殺されると、還俗
(出家した人が一般人に戻ること)をして第15代将軍となりました。そんなゆかり
のお寺です。
さて、東大寺で有名なあるものとは・・・
それは「蘭奢待」です。香木と呼ばれる香りのする木です。一般的に知られて
いるのはお香に使う白檀です。この香木を切り取った一番の有名人はあの
「織田信長」です。ちなみに「蘭奢待」の文字の中にある言葉が隠されています
がわかりますか?保管されているのは東大寺です。わかりましたか??
次回は高知をご案内したいと思います。
ご覧頂きありがとうございました。