勝山城(元景寺) | 上州備忘録

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 勝山城(元景寺) 群馬県前橋市総社町植野150

 

 

 

 ↑山崎一先生の縄張り図

 

 

 元景寺は総社に入った秋元長朝が父・秋元景朝を弔うため、勝山城跡に建てた寺

 

 秋元景朝は深谷上杉氏に仕え、平井の上杉憲政の養女を正室にした

 

 上杉氏没落後は小田原北条氏に従属し、この勝山城を与えられたとのこと

 

 秋元氏と上州はもともと繋がりがあったんだね

 

 

 元景寺の周りの堀がかつての勝山城を偲ばせる

 

 

 境内にある羽階大権現

 

 用水路を通すのに邪魔だった大岩を砕いてくれた天狗を祀ったものらしい

 

 

 

 北側の墓地に行くと秋元景朝と正室・春のお墓があるが

 

 最大の見所はその隣にあります

 

 

 光り輝く織田木瓜に 浅井の三つ盛亀甲

 

 長朝側室・戌の墓と説明板には記載されているが

 

 何を隠そう これこそが豊臣秀吉の側室・淀君のお墓である

 

 淀君は大坂城で秀頼と共に自刃したはずだって?

 

 淀君が自刃なんてするはずがないでしょうが

 

 炎上する大坂城から秋元長朝の陣に逃げ込み

 

 身を隠しながら上州までやってきたのだ

 

 

 隠されていた真実の生涯が今解き明かされる

 

 勝山城(元景寺) 攻略する価値ありだな