第5話「宝石いろいろ」
鋼玉(コランダム)。ダイヤモンドにつぐ硬度をもつ。赤いものをルビー、それ以外の色のものをサファイアという。
蛍石(フルオライト)。加熱したり紫外線を当てると蛍光を発する。割ると八面体になる。
奥は孔雀石(マラカイト)。砕いて岩絵の具の緑青にする。その手前は藍銅鉱(アズライト)。これも絵の具(ウルトラマリン)にする。
方解石。割ると斜めにひしゃげたような箱形になる。
彫刻やギブスに使われる石膏の結晶。円盤状の結晶が丸く集結したものが「砂漠のバラ」と呼ばれる。
燐灰石(アパタイト)。人間の歯の主成分。
黄玉(トパーズ)。黄色だけでなく、透明やピンク、ブルーがある。
緑柱石(ベリル)。水色のものがアクアマリン、緑のがエメラルド。
巨大なベリルの結晶。
ヒスイ色々。緑意外に紫やオレンジもあり。まさにカワセミ(翡翠)の色と同じ。
葡萄石。その名のとおり、緑でみずみずしい結晶がぶどうの粒みたい。
雲母。非常に薄く割れる性質があり、透明なものがむかしはストーブの窓に使われていた。
金雲母というのもあり、細かい粒が砂粒に混じっているのが砂金と間違われることがある。
次回、採集紀行伝 北国演義
第6話「フォッサマグナ誕生」
いざゆかん、民のために!