きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2016年、日本はまだ安部総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 北国演義!
少し前までは少年は外で遊んだ それが彼らの日常だった
ゲームと話すより泳いでる魚捕まえ きのこの名前など覚えたものだ
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
そのときすでに我は 少年を道連れにしている
先探しているから 迷わずに付いておいで
名前調べる頃を見計らい 図鑑出してあげるよ
採集紀行伝 北国演義 第1話「北陸再訪」
2016年5月3日、最近はゴールデンウィーク中に旅行に出かけることが恒例だが、今回は3年ぶりに北陸糸魚川へ行くことにした。
京都からサンダーバードに乗る。これは日本海ではなく琵琶湖の風景。
さすが恐竜王国の福井、駅のホームに化石を研究している恐竜の像が。
通過したのは一昨年菌学会大会で訪れた小松。建設機械でお馴染みのコマツがあるとこ。
前回の時は富山でローカル線に乗り換えたが、今は北陸新幹線が金沢まで来ているので、金沢で乗り換える。
座席。黒と朱色で漆塗りをイメージしているのだろう。
棚の幅も広い。東海道などでは難しかったスーツケースの縦置きも可能。
車内ではいちごのフルーツサンドを食べる。
富山方面に来ると、雪が残った山脈が見える。
姫川を渡る。このあたりで富山県から新潟県に入る。
駅に到着。そう、今、糸魚川駅には北陸新幹線が停車するのだ。
そのため、駅もリニューアルしていた。
駅の柱にはヒスイのプレートがつけられている。
ちょうど昼頃なので昼飯。駅内の店で糸魚川ブラック焼きそばを食べる。
最近開発されたという地元B級グルメ。イカスミが使われている。
店によって少しずつちがい、ここでは味噌汁とサラダ付き。
店のメニュー。外国人観光客向けに英語表記もあるが、「ちからうどん」が「Power udon」て
「in two rice cake」とフォローされてるけど