スジウチワタケ(モドキ) | 三十九さんの部屋

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スジウチワタケ(モドキ)(筋団扇茸(擬)) Polyporus grammocephalus

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科タマチョレイタケ属
polyporus ポリポルス(ギリシャ語の「多い」+「孔」)
grammocephalus グラモケパルス(隆起線条+頭の?)

広葉樹の枯木に発生する。
カサは腎臓型~扇形で比較的薄く扁平、表面はクリーム色~黄土色で放射状の繊維状紋をもつ。
カサの裏の管孔は類白色で小型。
柄は側生で短く時に痕跡的。白色腐朽菌。
沖縄などでは普通のようで、「スジウチワタケモドキ」もあるそうだが、ヤマケイのフィールドブックスでは区別されていない。
2012年7月、東京都水元公園で撮影。
この付近ではマテバシイが多かったので、そうしたものの切り株から発生していたもよう。
最初はなんだかマイタケみたいで比較的水分があり、適度な柔らかさもあったのでそうかと疑ったが、マイタケにしては変なので、トンビマイタケあたりかとも思ったが、黒変性もない。
ということで、後日の経過観察をしてもらった流水・紫雲さんから千葉へ送ってもらい、スジウチワタケ(モドキ)らしいことが判明した。
その後の経過を見ると、それらしく成長していた。

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こちらは水元公園の翌日に狭山丘陵で撮影。これも最初はなんだろうと思っていたが、同じであると気がつく。これもまだ若く白っぽいが、カサに筋が入っている。

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その裏側。白く、細かい管孔になっている。

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さらにその翌日の千葉での観察会でも採取されていた。こちらは本に載っているものに近いかんじで黄土色っぽくなっている。

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その裏側の管孔。

この記事に流水・紫雲さんがトラックバックしてくれたので、その後の経過はそちらをみてください。