
またもやツエタケ属が。
倒れてしまった木の根元から発生。向こうの1本は直接幹から発生?

きれいなほうを採取。実は「ツエタケ」というきのこは国内には産しないという話だが、これがなにツエタケなのかはわからない。

今の時期、この山に出る、真夏の照葉樹林の代表みたいなニセクロハツ。この山から採取された標本で新種記載されたので、ここのは「真のニセクロハツ」。このニセクロハツ、この猛暑で乾燥して他のきのこがほとんどない中でも旺盛に発生していた。これが発生するのは主に西日本のシイ・カシ林であり、他の地域でコナラ林などに発生する似たようなものは偽のニセクロハツだ。

枯れ枝に発生していたチャヒラタケ。マルミノチャヒラタケかも。

道の上の斜面に開いた小さい孔から発生していたのはヤシャイグチ。カサがとがっているのが特徴。この洞窟?からは前はクロチチダマシが出ていたことがある。

ハナビラタケが見つかった。前に小さい株はあったが、今回のはちょっと大きい。

このハナビラタケ、切り株の上に発生していた。たいがいは針葉樹の根元に出ているものだが、こんな地上数十センチの切り株の上に出ているものははじめて見た。

倒木の上に発生していた茶色いもさもさ。
これはきのこじゃなく粘菌(変形菌)のムラサキホコリ。茶色い胞子が飛ぶと、あとは細かい網目になった房だけが残る。
つづく