御苑のサザンカ | 三十九さんの部屋

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サザンカ(山茶花) Camellia sasanqua

被子植物門双子葉植物網ツバキ目ツバキ科ツバキ属
camellia カメリア(18世紀にフィリピンから欧州に持ち帰った修道士の名にちなむ)
sasanqua ササンクア(「ささんくあ」(山茶花))

国内では山口県や四国、九州に、国外では台湾や中国、インドネシアに分布。
庭木や生け垣などによく植えられているが、野生のものとしては、佐賀県にある群落が有名。
ツバキ同様、つやのある葉をもつ常緑樹で、寒い時期に花を咲かせる。
ツバキは花がひとかたまりで落ちるが、サザンカは花びら一枚一枚が散らばる。
「サザンカ」という名は「山茶花(さんさか)」がなまったものだという。
野生の花は基本的に白だが、赤やピンクなど多彩な園芸品種が作り出されている。
ツバキや茶も同じカメリア属。
「カメリアダイアモンド」のネーミングもこれからか。

写真は御苑内の「拾翠亭(しょうすいてい)」(もと九條家屋敷)の門の前にある生け垣。白とピンクの花を咲かせるものが混植されている。拾翠亭は普段公開されていないが、ときたま茶会が開かれ、有料で参加できる。
この生け垣の横の松林ではマツカサキノコモドキやニセマツカサシメジが見られる。
下の写真はそこで見つけたニセマツカサシメジ。よく見るときのこの形や色、質感がマツカサキノコモドキとはちがうので見慣れると区別できる。
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