以前は故吉見昭一氏が講師をしていたが、現在はそれをサポートしていたメンバーの人が中心になって運営されている。
京都御苑管理事務所公認の行事だが、運営はあくまで一般の人たちで、自主的に活動されているのである。
団体ではないので、会費も資格もなく、いつでもだれでも好きなときに参加できる。
HPもあって、開催日程や観察会のようすが掲載されている。
観察会では御苑内を歩きながら、目に付いたきのこについての解説を聞くことができる。
参加者も目を皿のようにして?きのこを探し、見つけたら講師を呼んで教えてもらう。
もちろん、御苑は基本的に採集禁止なので見るだけにとどめ、必要があるときだけ取り上げて観察する。これまでに数多くのきのこの種類が記録され、そのデータは御苑内の棲息生物データとして活用されている。
会の特徴としては親子連れ、小さな子供の参加者が多く、実際に小さな時から参加した子供が成長し、今や大学生となって菌類について学んでいる。
今度はこの日曜日、19日に開催。
いつも時間は9:30~12:00。集合場所は京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅に近い、御苑の南東部にあたる「堺町休憩所」前。集合時間くらいに人だかりがあればそれだと思っていい。
いつもは午前中の観察会だけだが、年に3回くらいは午後に顕微鏡観察会がある。
普段顕微鏡に接する機会がない人でも、気軽にきのこの胞子などを見ることができる。
この午後の部は堺町休憩所に近い、「閑院宮邸跡」で実施されている。
時間は13:30~15:00。
今度は久しぶりに参加するつもりなので、お近くで興味のある方は参加してみては?
きのこの種類は少ないが、マツカサキノコモドキやエノキタケ、ヒラタケなどが見られると思う。冬虫夏草もあるかもしれない。