名言 (135) ― 仁者のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

仁者(じんしゃ)は憂(うれ)えず
(注: 道理に従い私利私欲がなく日頃の行いが良い人は何事にも思いわずらうことが無い。 ・仁者=道理に従い私利私欲がなく、行いが良い人。 ・憂えず=心配しない。悩まない。くよくよしない。思いわずらわない。)
[孔子の『論語』より。]


全体のために働けばよいのである。未来のために仕(つか)えればよいのである。しかし、決して報(むく)いを求めてはならぬ。しいて求めずとも、すでにこの世において、偉大なる報(むく)いが与えられている、――すなわち、正しき者のみが所有しうる心の喜びである。
[ドストエフスキー(ロシアの文豪)の小説『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉。]

幸福は徳行(とくぎょう)の中にこそ含まれているものである。
(語注: ・徳行=道徳的に正しくて立派な行い。)
[ドストエフスキー(ロシアの文豪)の小説『スチェパンチコヴォ村とその住人』より。]


人生を恐れてはいけません! なんでも正直ないいことをしたときには、人生はなんと美しいものに思われることでしょう。
[ドストエフスキー(ロシアの文豪)の小説『カラマーゾフの兄弟』より。]

負い目(おいめ)を作らない。
(語注: ・負い目=申し訳ないと感じるような人にかけた迷惑や負担のこと。)
[矢沢永吉(ミュージシャン)]


人生における、全ての失敗の原因は、自分の事しか考えていないことにある。
[アルフレッド・アドラー(オーストリア出身の心理学者)]

奉仕を主とする事業は栄え利得を主とする事業は衰える。
[ヘンリー・フォード(アメリカの実業家)]

経営者は、私利私欲を離れ、大所高所(たいしょこうしょ)からこれが正しいのだという思いに立てたとき、人には“千万人といえども吾往(ゆ)かん”の信念と勇気が湧(わ)いてくる。“顧(かえり)みてやましいところなし、仰(あお)いで天に愧(は)じず”という心境で進むべき旗印を掲げることができるならば、日々の指示にもおのずと力強さがこもり、社員の協力も集まってくる。そんな“錦の御旗(みはた)”の確立が、大事、困難に臨む経営者には不可欠なのである。
(語注: ・愧(は)じず=恥じない。)
[松下 幸之助(実業家)]



自分のことや自分の利益を考えてばかりいる人や悪事・疚(やま)しいことをし怠(なま)け迷惑をかけることが多い人に比べて、道理に従い私利私欲がなく奉仕を行い日頃の行いが良い人は、負い目・罪悪感がなく、くよくよと思いわずらうことが少なく、心は晴れ晴れとしていて明るくて前向きであることを述べている。
[追記更新:24/05/28]


※※
次の★に、当ブログでこれまで投稿した投稿記事[名言(1)~名言(135)]を事項別に分けてリンクさせました。


  名言の投稿記事 ・ 事項別一覧