名言 (68) ― 周りを見る目と心のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

心暗きときは、すなわち遇(あ)うところことごとく禍(わざわ)いなり。眼(まなこ)明らかなれば途(みち)にふれて、目にふれるものはみな宝なり。
(語注:  ・心暗きときは=心が暗い時は。 ・すなわち=則(すなわ)ち。△漢文においてそのあとにその結果を述べる文脈の際に添える語であり、特に言い換えなくてよい。 ・遇うところ=出会う対象は。 ・禍いなり=災いをもたらすものに見えてくる。 ・眼明らかなれば=目が明かであると。心の目が明るく開いていれば。 ・途にふれて=道中。道すがら。 ・宝なり=宝である。宝として見えてくる。)
[空海(平安時代初期の高僧)]


あなたの精神が健康か否(いな)かを計る尺度(しゃくど)は、どこにでも良いことを見つけられるか否(いな)かである。
(語注: ・尺度=計量の基準。)
〔エマーソン(アメリカの思想家・詩人)〕

 

発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目を持つことなのだ。
〔マルセル・プルースト(フランスの小説家)〕

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。
〔サン・テグジュペリ『星の王子さま』より。〕

 

心が開いている時、この世は美しい。
[ゲーテ(ドイツの文豪)]



周りのものをちゃんと認めていける目と心を持ちたい。

〔追記更新:24/04/28〕