名言 (48) ― 宿業・運命のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

ふだんの言葉と行いが運命になっている。
[吉田松陰(幕末の教育者・思想家)]

一切の人生の果実は、その人が蒔(ま)いたとおりに現れる。
〔中村天風(実業家・思想家)〕

自分の思い通りにはならない。でも、ひとつひとつの決断や行動が、自分の人生をいい方向に変えていってくれる。
〔アンジェリーナ・ジョリー(米の女優)〕

今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。
〔稲盛和夫(実業家)〕

人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。
〔カール・マルクス(経済学者)〕

私はいつも、こう自分に言い聞かせている。これからが最良の人生なんだ、と。
[フェイ・ダナウェイ(米の女優)]



仏教では、その宿業論や因果応報論において、今の自分及び自分の幸・不幸及び自分の宿命・運命は、過去世も含めた過去の自分の悪しき及び良き思いと行いの蓄積により形成され、生じたものである、と説いている。

人は過去の思い・行いの蓄積によって刻まれた根強い宿業(しゅくごう)に縛(しば)られてはいるが、一方で、課題や目標を掲げ良き思いや良き行いを今後積み重ねていくことで自分の宿業及び今後の自分の運命を変えていけるのだという希望を持ちたい。

〔追記更新:24/01/19〕