名言 (33) ― 犯罪の究明のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

罪を憎み、人を憎まず。
[諺]

罪は事件にあって人にはない。
[吉田松陰(幕末の教育者・思想家)]

彼を裁くまえに彼を理解しようと努めるべきである。
[アントワーヌ・ド・サン=テグジュベリ(フランスの作家)]


悪を原因によって知る人は決して人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
[アラン(フランスの哲学者)]



上で言う通り、犯罪について言えば、その犯罪を起こした当人を責め、憎み、裁くことよりも、当人を犯罪に走らせた原因・事情の方に目を向けて、その原因・事情の方を断罪すべきなのだ。〔語注 ・
断罪する= 罪に対して判決を下すこと。

ただし、その犯罪の遂行を自分でとめることが出来たのに自らとめることをしなかったという場合は、その当人自身にもその責任がある。厳しい状況に追い込まれても、行なってはいけないことは絶対に行なわない、という自制の態度を持てた人は立派だと思う。
〔追記更新:23/01/27〕