鳥取市の渡辺美術館は、鳥取市の医師渡辺元が、昭和初期から60年に亘り蒐集した古美術品約3万点を収蔵・常設展示をする私設美術館。
キャッチコピーは「日本屈指のサムライコレクション」。
日本刀・甲冑など、国内で類を見ない展示数、迫力に来館者は圧倒される。
それ以外にも、書画、仏像、工芸品、陶器、茶器、土器、石器なども見られる。
江戸時代の浮世絵師、月岡雪渓の「百鬼夜行図」も見られる。
一般的な美術館や博物館では珍しく全館写真撮影可。
喫茶コーナーからは八幡池の向こうに久松山や本陣山の絶景が望める。
現在、同館にて、企画展「源氏物語絵図にみる平安貴族の光と陰」が開かれており「源氏物語」や「伊勢物語」が題材の壮麗な絵図が並んでいる。
物語のあらすじや時代背景の解説を交えて、江戸時代に描かれた屏風や掛け軸、浮世絵など約30点の所蔵品が公開されている。
六曲一双の「源氏物語図屏風」は「桐壺」「紅葉賀」など複数の名場面が配置され、多彩な登場人物や衣装の柄などが細部まで色彩豊かに描き込まれており、来館者の目を釘付けにしている。
企画展は7月21日まで。
◆施設概要
名称:公益財団法人渡辺美術館
所在地:鳥取県鳥取市覚寺55
TEL:0857-24-1152
開館時間:土日祝日-午前10時00分~午後5時00分、月水木金-午前10時00分~午後3時00分
休館日:火曜日(祝日の場合翌日休館)
入館料:大人900円、大学・高校生500円、中学・小学生300円、障がい者400円 ※10名より団体料金
ホームページ:渡辺美術館
駐車場:有
●アクセス
自動車:山陰道鳥取西ICより約10分
鉄道・バス:JR西日本山陰本線・因美線鳥取駅駅下車、砂丘・岩井方面行バスで約15分渡辺美術館前下車すぐ