ギリシャ神話の中の医学-6.アテナ- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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アテナは全能の神ゼウスと世界で最高の知性と判断力を持つ智慧の女神メティスの娘です。

メティスが身ごもったことを知ったガイアとウラノスは、もし男児ならば父の王座を奪うだろうと予言する。

このためゼウスは、身ごもったを女神メティス飲み込んでしまいます。

ギリシアの神々は不死であることから、妊娠していた女神メティスはゼウスの体内で生き続け、ゼウスに世界最高の智慧を与えると同時に、ゼウスの子どもも順調に成長し続けることになります。

ゼウスがある日、突然、耐え難い激しい頭痛に見舞われた時に、鍛冶工ヘパイストスの斧で頭を打ち割ると、ゼウスの頭の中から黄金の武器と防具で武装した女神アテナが飛び出てきました。

女神アテナは、母親である智慧の女神メティスの特性を受け継ぎ『智慧と技術の女神』として賢明な頭脳を持ち、黄金に輝く武具に象徴されるように、人間に勇気を与えて戦争の勝利を支援する『智慧・戦争・武勇・技術の女神』であり、古代ギリシア最大の都市アテナイの守護女神としても知られています。

また、盲目のルクルゴスの目を見えるようにしたことから『眼病、医術の女神』とされています。

アテナは知恵を表す蛇と自己の聖なる動物フクロウを従えています。

アテナは永遠の処女で,彼女の裸身を見たテイレシアスは,罰として盲目にされしまいます。

テイレシアスはギリシア神話のテーベ伝説中で活躍する盲目の予言者で、水浴中のアテナの裸身を見たため,盲目にされたが,その代償に予言の能力を与えられたとされています。



切手は1935年ギリシャ発行の「神話切手」の中の1枚で、ペガサスを携える武装した女神アテナが描かれています。

 

 

 

 

空を飛び、美しく優雅なイメージのペガサスですが、実は、かなり凶暴で人間は近づけず、女神アテナが黄金の馬具をつけてコントロールできるようにしたそうです。

 

切手は1986年ギリシャ発行の「ギリシャ神話オリンポスの神々切手」の中の1枚で、武装した女神アテナが描かれています。

 

 



切手は1936年オランダ発行の「ユトレヒト大学300年記念切手」で、武装した女神アテナが描かれています。

 

 



切手は1972年キプロス発行の「キプロスの古代コイン切手」で、古代のコインに描かれた武装した女神アテナが描かれています。