抗生物質発見の幕開けは1929年にサー・アレクサンダー・フレミング(1981~ 1955)が青カビからペニシリンを発見したことに始まります。
1944年アメリカの微生物学者セルマン・エイブラハム・ワクスマン(1888~1973)は土壌中の放線菌から結核菌に抗菌作用を示す“ストレプトマイシン"を発見しています。
その後, ワックスマンのストレプトマイシンの発見に刺激を受けて世界各国で精力的に抗生物質の探索が行われるようにな り,“ クロラムフェニコール(1947年)",“オーレオマイシン(1948年)",“テラマイシン(1950年)"などが続々と発見されることになります。
“抗生物質 (antibiotics)"という言葉は 1952年に米国の細菌学会でワックスマンが初めて提唱し,以 この言葉が全世界で使用されるようになりました。
そ して,同年ワックスマンは「ストレプトマイシンの発見」の業績 によリノーベル生理学・医学賞を受賞することになります。
抗生物質の発見により人類 は多大の恩恵を受けましたたが,ストレプトマイシンによる難聴,クロラムフェニコールによる骨髄障害,ペニシリンによるペニシリンショックなどの副作用を被ったことを忘れてはなりません。
どのような薬で副作用はあります。
フレミングの名言のひとつに、『私は、人体が自然に備えている抵抗力の大切なことを、決して忘れることはできません。』があります。
この言葉は、人は薬だけに頼ることなく、体の持つ抵抗力を大切にすべきであることを諌めています。
切手は1999年チャド発行の「ミレミアム1925~1949年のハイライト9面シート」のなかの1枚で、実験室のフレミングが描かれています。
切手は1989年ガンビア発行の「偉大な医学的発見切手」で、ワックスマンの肖像と共にストレプトマイシン療法が描かれています。
切手は1977年コモロ発行の「ノーベル賞生理学医学賞受賞者切手」で、右端に研究中のワックスマンが描かれています。
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