『野王』[ユ·ジェソクのねじれを表示] "野王"悪スエさん、彼のための言い訳 | 1・2・3woo クォン・サンウ ラブリンス(Kwon Sang Woo Loverinth)

ダヘに必要なのは "ヒーリング"である 



1・2・3woo  クォン・サンウ ラブリンス(Kwon Sang Woo Loverinth)-野王記事1・28

一度も愛されなかったかのように。


アジアトゥデイ ユ・ジェソク記者=怒りなさい。 一度も愛されることができないように。


自分のために全てを捧げ献身した夫ときれいな娘を捨てて財閥2世を選んだ悪女に視聴者たちが石を投げている。 さらに相手男性を絞り取る‘味噌女’という特定集団に投射して女性全体を非難する極端な動きもよく見られている。


2年ぶりに帰ってきた演技派俳優スエのためだ。 彼女が悪い女で登場するとすぐにブラウン管の温度は急速に熱くなった。 去る2011年‘アテナ:戦争の女神’、‘天日の約束’の名演技で視聴者たちを勝手気ままにしたので期待も高かった。


スエは14日初放送したSBS月火ドラマ‘野王’(脚本イ・ヒミョン、演出ジョヨウングァン、パク·シンウ)でものすごい貧困から抜け出してファーストレディになろうとする‘欲望女’ダヘ役を担った。 今まで放送された4回までの内容を見た時彼女は存在自体が悪だった。


ダヘは自身のために全てのものを捧げた夫ハリュ(クォン・サンウ)をホストバーに追い出して大学に入学して大企業に入社した。 さらに彼は財閥2世ペク・トフン(チョン·ユンホ)に会って夫と子供がいるという事実も隠して恋人になるなど、非難されることもはばからなかった。


だが幸せでなかった。 240分、4回の放送が電波に乗ったがカメラ レンズを通じて伝えられるダヘの目つきは始終一貫暗かった。 初回放送から彼女の状態は察することができた。 ダヘがハリュに渡した最初の一言はどれくらいみじめだったか。 “兄さんお金多い? 兄さん私金で買え。”


ダヘの人生に希望の光は一筋もなかった。 彼女は幼かったとき保育園で育った。 両親だと訪ねてきた人々を追って少しの間だけでも幸せな一時を享受したが彼らはものすごい貧困で自動車中で自殺を試みた。 パパは死んでママは生き残った。


新しく会った養父は幼いタヘに性暴行を日常行った。 車の中で生き残ったダヘのママは結局貧困を克服できなかった。 7年後みすぼらしい貧民街で死ぬことを迎えた。 ダヘもママとともに飢えて死のうとした。 彼女をハリュが救った。


ダヘはハリュの惜しまない犠牲を通じて日の当る場所に出てくることができた。 名門大で一般学生たちと同じ勉強をした。 過去記憶はみな忘れたように彼らと似合った。 そして家では娘ウンビョルのママ、ハリュの多情多感な妻であった。 だが、貧困、性暴行に対するトラウマでぎっしり埋まった彼女であった。 ダヘには日陰と死のようなところ。最も必要なのは心のヒーリングだった。


そういうタヘにハリュの暗いことはどのように近づいたのだろうか。 ビヤホールで仕事をするといった夫だった。 だが、彼は身を売る男だった。 3年の間ホストバーで上着を脱いで数多くの女お客さんに筋肉を触れるあう男が夫ハリュだったということに対して普通女たちも受け入れるのが容易でないだろう。 ましてダヘはどうだったのだろうか。 “再びその人生を送れと?”


怒りなさい。 ダヘはもがいている。 その日の暗くて、恥かしくて、死から抜け出してからいくらも経たない今、彼女は自身を救済してくれる光に向かって飛び込んでいる。 最初の目標が見える。 ベクチャングループ会長の息子ベクドフンだ。 ハリュが夫でありパパとしてハリュ人生を選んで献身したことは事実だ。 だが、かと言って正常でないタヘに石を投げるだろうか。 それも悲劇だ。

‘野王’ 5回は28日午後9時55分放送される。


                                         文・画像アジアトゥデイ