やむを得ぬ事情で博多座での襲名披露公演を断念して、2名分のチケットも紙切れとなって、もう機会は無いだろうと思っていました
しかし捨てる神あれば拾う神あり~一応私の故郷である佐世保のアルカスSASEBOも守備範囲ですが、ラストのラスト博多座とは演目が違うものの襲名披露公演を鑑賞できてカンシャ感謝でした
まずは何時でも腹ごしらえということで、まずはホール駐車場は代金が高いので、近くの佐世保港にある商業施設「させぼ五番街」に入庫して、施設内にある「おさかな家族」へ
故郷の佐世保港~遠くに離島航路ターミナル
まだまだ猛暑
青い空&青い海
佐世保五番街
レストラン街へ
今日は佐世保バーガーではなく和食へ
海鮮丼旨かった
スタバで一服してホールへ
アルカスSASEBO
入館
自席へ
2024年9月16日
アルカスSASEBO大ホール
十三代目
市川團十郎白猿
襲名披露巡業
配役表
一、『祝成田櫓賑(いわうなりたしばいのにぎわい)』
祭りで賑わう江戸の街。鳶頭、芸者らが繰り出し、一同めでたく舞い踊ります。 襲名披露を寿ぐ祝祭気分に溢れた舞踊を披露です芸者お孝訳の大谷廣松さんが綺麗でした
二、十三代目市川團十郎白猿襲名披露『口上』
おじの中村梅玉さんよりお祝いの口上が述べられ、その後に十三代目市川團十郎白猿より襲名披露のご挨拶すっきり良く通る声で淀みなしほれぼれしますね
三、河竹黙阿弥作『天衣紛上野初花 河内山(こうちやま)』
江戸城の御数寄屋坊主、河内山宗俊は、松江出雲守邸で腰元浪路として奉公している質屋上州屋の娘が、 出雲守に見初められたために幽閉されていると聞き、二百両で浪路の奪還を請け負います
河内山は、上野寛永寺の使僧と偽って出雲守邸に出向き、渋る出雲守を見事説得し浪路の救出に漕ぎ着けますが、その帰りがけに・・・
河竹黙阿弥の名作『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』からの一幕~悪党ながらも人物の大きさや色気・愛嬌も兼ね備えた河内山宗俊を團十郎が演じました黙阿弥らしい七五調の名せりふは團十郎さすがの聴き所です
河内山宗俊(市川團十郎白猿)
まあ地方巡業での演目の物足りなさは施設や大道具・小道具・人数etc.制約もあるだろうし、歌舞伎座や博多座と同様の演目は無理でしょう、ともかく襲名披露の口上を聞け、河内山でのすっくと艶やかな立ち姿を拝見できただけでもヨシとします
口上を聞いているうちにコロナ禍や亡き奥様のこと、お子さんのこと、團十郎という大名跡を継ぎ歌舞伎界の重責を担う運命を乗り越える姿が脳裏に浮かび、知らず知らずに涙目に
今度は團十郎家の十八番~荒事をどれか博多座で鑑賞したいものです巡業お疲れ様でした
今度は新之助くんといっしょに来福お願いね
まさに役者絵
グッズゲット(シール・サイン・クリアファイル)