コンサート日記513九州編(ヨハン・デ・メイ×九州管楽合奏団) | チャーリーの音楽の旅 ~ゴールド金賞~

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おじさんのコンサート三昧♪
主観オンリーで主に九州のコンサート状況をアップ

以前コロナ禍で中止となったプロ をやっと聴くことができましたにっこり

 

ぼやいてもしょうがないものの、在京中はシエナやTKWOはもちろんタッドウィンドや各音大ウィンド・各関東有力団体と、吹奏楽を聴く機会はオケと同様に「求めよ!さらば与えられん。」でしたニコニコ

 

メイさんという世界のビックネームの自作自演は初めてで、過去には神様リードさんや交響曲が素晴らしいバーンズさんの同様のコンサートも参上する機会に恵まれましたが、アメリカのウィンドアンサンブル系ではないヨーロピアンブラス系を聴けることはありがたいことですラブラブ

 

 

到着

2024年5月18日

アクロス福岡シンフォニーホール

九州管楽合奏団

創立20周年記念演奏会

Cond:ヨハン・デ・メイ

Vc:伊藤悠貴 Harp:中村愛

 

【第1部】オール・ヨハン・デ・メイプロ

チェロとウィンドオーケストラのための

《エレジー&スケルツォ》

~ラフマニノフへのオマージュ

 

チェロとウィンドオーケストラのための《カサノヴァ》

Ⅰ.プロローグ メッサー・グランデのテーマ

Ⅱ.カサノヴァ自らを語る(カデンツァ)

Ⅲ.宮廷生活

Ⅳ.カサノヴァの逮捕

Ⅴ.幻想

Ⅵ.鉛の監獄からの脱出

Ⅶ.M.MとC.C

Ⅷ.フィナーレとストレット(愛の勝利)

 

チェロ・ハープとウィンドオーケストラのための《月の光》

「ベルガマスク組曲」より

(C.ドビュッシー編編ヨハン・デ・メイ)

 

【第2部】

アメリカン・プレリュード

 

交響曲第2番《ビック・アップル》

  ~ニューヨーク・シンフォニー

第1楽章:スカイライン Allegro assai

タイムズ・スクウェア・カデンツァ Interlude

第2楽章:ゴーサム Largamente

 

すらり長身

前半ステージ配置(自席から)

 

前半はこの前の九響と同じくVcと管楽器のための曲ですが、グルダと違いHarpやウィンドアンサンブルとの共演ながらオーソドックスなスタイル

 

Vcの伊藤さんは2010年ブラームス国際コンクール第1位ですが、かれこれ20年ほどラフマニノフのVc作品を研究、CDも考察本も出しているとは知りませんでしたあせる

 

ヨハンさんとも永年の交流があり、1曲目がまさに伊藤さんからの委嘱でラフマのオマージュ作品として、いろいろなモチーフが引用されて散りばめられていますひらめき電球

 

2曲目は主人公カサノヴァをVcで表現され、その自伝に基づいて展開される一種の標題音楽もしくはオペラ的な作風で、内容で言えば前半のなかではこの曲がメインかな

 

3曲目の「月の光」は美しくも儚いが、まあやっぱりピアノでやるのがいいですねうーん

 

伊藤さん&デ・メイさん

Harp中村さん

後半ステージ配置

 

今回はいつものように楽曲を解説してもクラシック界ではマイナーゾーンで伝わらないでしょうから簡単な感想だけにしておきますにっこり

 

後半はウォームアップ代わりはてなマークに小品を軽く演奏して、いよいよメインのビックアップル

 

ヨハンさんといえば日本でも人気作品となった交響曲第1番「指輪物語」に続く交響曲第2番

 

 

 

 

英国だけでなくヨーロッパ全般としてブラスバンド(日本語では金管バンドはてなマーク)が盛んであり名手も多いのですが、コラール風の曲想展開が重層的に美しくカッコいいグッ

 

 

念のため触れておきますが第2番は当初の構想では3楽章形式で、第2楽章は緩徐楽章の予定でしたが沸騰するNYには似合わないと、タイムズ・スクウェア・カデンツァとしてNYの雑踏を録音して流すというアイデアになったのですね

 

まあともかく久しぶりのフル編成でプロバンドの演奏を聴くのはメッチャ楽しい目がハート

 

アンコール

 

アンコールもショスタコではあるもののヨハンさんコッソリと、祝典序曲や他のフレーズを数小節忍ばせてこれまた楽しい編曲で〆ましたクラッカーみなさんお疲れ様~ありがとうです拍手拍手拍手

 

終演

 

次回は家人とCateen

 

P.S.雑感
このたび九管では初めてとなるCDをリリース~今回のプロを中心とした伊藤Vcとのコラボ演奏とのこと、機会があればご購入みなさんお願いしますグラサン
 
購入CDサイン会