コンサート日記506九州編(小泉和裕×RS×九響) | チャーリーの音楽の旅 ~ゴールド金賞~

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いよいよ九響音楽監督としてのラスト公演となりましたが、それまで小泉さんとは都響定演でしか接点がなかったのが、偶然の転勤から九州にもどりコロナ禍前からの弛まぬ歩みが花開いた九響に会員として参加できたことに感謝しましたにっこり

 

 今思えば生意気な高校生だった私は、当時の九響(40年以上昔はレベルが低かった)を聴いても仕方ないと、数回しか演奏会には行かずじまい~アクロス福岡もまだない時代あせる

 

今日ある九響の姿など全く想像もつきませんでしたOK

 

まず軽く夕食カレー

博多駅BF1デイトス店

いつの間にか春の陽気晴れ

公園側から入館

 

入り口到着

 2024年3月15日

アクロス福岡シンフォニーホール

九州交響楽団

第419回定期演奏会

万感胸に迫る 小泉の真骨頂!

Cond:小泉和裕

 

【第1部】

交響曲第2番ニ短調Op.36

第1楽章 Adagio molto-Allegro con brio

第2楽章 Larghetto

第3楽章 Scherzo

第4楽章 Allegro molto

 

【第2部】

大管弦楽のための交響詩《英雄の生涯》Op.40

 “Tondichtung für großes Orchester” 

(R.シュトラウス)

1.Der Held (英雄)

2.Des Helden Widersacher (英雄の敵)

3.Des Helden Gefährtin (英雄の伴侶)

4.Des Helden Walstatt (英雄の戦場)

5.Des Helden Friedenswerke (英雄の業績)

6.Des Helden Weltflucht und Vollendung der Wissenschaft (英雄の隠遁と完成)

 

 

前半はほぼ単独で取り上げられることは希なベト2、そう企画もの~例えば有名なところではコバケンさんの指揮によるベト交響曲全曲演奏会とか参上したこともありますが、逆に聞き流さないだけちゃんと聴くことでフレッシュな印象

 

まだ形式的には古典古典している作品ではあるものの、そこはそれ一聴すればやはりベトさんらしいフレーズや展開に後年の萌芽が感じられましたにっこり

 

ステージ配置

 

この2番は難聴に苦しむベトさんが有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためた、正に同時期の作品ながら、その印象は苦悩はまったく感じられない明朗闊達にして純真無垢

 

第1楽章冒頭のTpの入りから木管・弦部のやりとりを経ての大規模な序奏部も力みはなく、九響の演奏も実に外連味なく楽しそう

 

るんるん気分からやや落ち着いて第2楽章が弦楽合奏で始まり、木管も加わってこの前のベト6と同じように我々を包み込んでくれる心地よさ

 

2管編成のHrを見ると試用期間が終わり、今回から首席Hrで入団してくれたルーク・ベーカーさん(ベーダーだとSWってか)は安定した演奏で強奏もHrらしい音で安心できますグッ

 

3音モチーフで構成される第3楽章が弦と管がまるで会話するように進み、ベトさんが初めてスケルツォとした軽快な展開にこちらもウキウキ音譜

 

最終楽章も基本的なテイストは変わらずも、さすがベトさん隙のない展開部からの盛り上げ方はさすがで、編成が16型の弦部は余裕のサウンドを披露し小泉さんもよくまとめ上げ九響の反応も素晴らしい秀演でした合格

 

ヤンソンス目がハート

 

前半はさっくり約30分の演奏を聴いた後に一息いれて、いよいよ小泉さんが満を持して取り上げたRSの「英雄の生涯」を堪能しましたが、細かいところは横へ置いといて実に団員の情熱にあふれたエモーショナルな演奏に驚嘆させられました驚き

 

ちょうど昨年熊本にてマケラ/OPで同プロを鑑賞したのですが、どちらが上か下かなどないものの、自分の思い入れもあるからか九響の演奏は万感せまるものがありました

 

驚異のマケラくんびっくり

 

 

RSの作品は大がかりなものも多く今回も4管編成でしたが、アクロス福岡のステージは余裕がありますね~東京OCのステージだとこうはいかない汗うさぎ

 

特にHrが8本並ぶと壮観だし、Ob4本(1名E.Hr持ち替え)にユーホもめったに見ないw

 

というところで本題にはいるとして、本作品はいきなりHrと低弦による英雄のテーマで始まりますが、瞬時にリヒャルト・シュトラウスワールドへとワープ

 

この英雄のテーマの何と瑞々し演奏であることか~まるで若き英雄がまさに旅立たんとしています

 

英雄のテーマ

盛大に盛り上がるとパウゼを経て「英雄の敵」が始まり、木管たちが何やら姦しい音を立てTbがミュートで非難の声を上げると、Vcから開始される弦楽合奏で英雄の落胆が表現されますが、金管のファンファーレ風の斉奏で場面転換

 

英雄の第2主題

「英雄の伴侶」ではコンマス扇谷さんのソロが儚くも美しいひらめき電球やがて曲想が変化していき二人は愛し合う仲に~~リヒャルトから妻パウリーネへの愛のテーマが蕩々とあふれ出します

 

英雄の伴侶Vnソロ

伴侶を演奏中のステージから舞台裏へと移動したTpパートが進軍ラッパを鳴らし「英雄の戦場」が始まりますが、ちょっとショスタコ風のスネアDrに乗ってTpによる敵のテーマも出現

 

英雄のテーマや伴侶のテーマのモチーフが入り乱れ激しい戦闘が繰り広げられますクラッカーここは巨大で複雑な構想を展開していくRSの面目躍如~Tp松居首席による超絶ハイトーンも炸裂

 

そしてまたパウゼを挟んで金管の斉奏で高らかに勝利の凱歌を歌い上げました~それにしてもHrのセクション演奏がかっこいいと感じたのは久しぶり==ルークビックリマークGood Job

 

 

 

やがて平和の時代が戻り自身の過去を振り返る「英雄の業績」が静かにHarpの音とともに始まりました~穏やかな日々に浸りながら業績(RSの過去作品)の断片が登場

 

「ドン・ファン」「死と変容」「ドン・キホーテ」「マクベス」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」など、私にも一部しかわかりませんでしたが・・・叫び

 

RSの最後の交響詩となるこの作品があらゆるエッセンスが詰め込まれているということ

 

カーテンコール

 

やがて美しい弦の響きのなかに紗蘭さんのE.Hr(コールアングレ)が登場し「英雄の隠遁と完成」で自分の全生涯を回想、断片的にこれまでのモチーフが登場するなか、年老いた英雄に寄り添うようにVnソロが奏でられ弦部の柔らかいサウンドが英雄を包み込みます

 

なんだか相応の年齢になってきた自分を重ね合わせてシンミリぐすん

 

最後は一度Tuttiで巨大な頂点を形成し、そこからディミネンドで消え入るようにEND

 

正に小泉さんの九響での集大成となる快心の演奏会でした笑い泣きぶらぁぁぼぉぉう!!

 

花束贈呈

終演

 

数度のカーテンコールのあと、コンマスから花束贈呈ブーケ1〜ブラボーが飛び交いました

 

そして九響会員になって初めてのソロカーテンコール拍手拍手

 

都響や東響の会員時代には頻繁に遭遇しましたが、演奏の良し悪しを度外視していた感じで、惰性のように感じて正直あまり好感を持てませんでしたあせる

 

しかし今回は共感度MAX〜ブラボーと同じ数だけ「ありがとう」の声もありました

 

小泉さん永年の貢献ご苦労さまでした、そしてありがとうございましたにっこり

 

3/20の東京公演の成功も祈念しています〜関東在住の皆さんまだA席が若干残っていますよオススメですww

 

さすが世界の小澤ドキドキ