コンサート日記495九州編(松村秀明×上野通明×九響) | チャーリーの音楽の旅 ~ゴールド金賞~

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久しぶりに福岡の繁華街である天神へ出撃~福岡フィナンシャルグループ(FFG)ホールで天クラ(天神でクラシックシリーズ)を聴いてきましたにっこり

 

今週は資格試験がありチョット報告が遅くなりました絶望久しぶりに頭使い疲労MAX

 

ホールに到着

 

 

2023年11月26日 FFGホール

九州交響楽団

天神でクラシック音楽発見!

ラボ#3

時を超える輝き きらめきの音楽世界

Cond:松村秀明

Vc:上野通明

1758年製P.A.Testore(宗次コレクション)

ConM:鍵冨弦太郎

Mc:奥田佳道

 

【第1部】

ディヴェルティメント

(J.イベール)

1.Introduction

2.Cortege

3.Nocturne

4.Valse

5.Parade

6.Finale


チェロ協奏曲 第1番ト短調Op.49

(D.カバレフスキー)

1.Allegro

2.Largo,molto espressivo

3.Allegro

 

【ソリストアンコール】

子供のための音楽Op.65

第10曲 行進曲

(S.プロコフィエフ/編:ピアティゴルスキー)

 

【第2部】
小管弦楽のためのコンセールOp.34

(A.ルーセル)

1.Allegro

2.Andante

3.Presto


組曲「道化師」Op.26

(D.カバレフスキー)

1.Prologue

2.Galop

3.March

4.Waltz

5.Pantomime

6.Intermezzo

7.Little Lyrical Scene

8.Gavotte

9.Scherzo

10.Epilogue

 

1曲目配置

 

1曲目はフランスの作曲家ジャック・イベールが1929年作曲した付随音楽《イタリアの麦藁帽子》から自身が6曲を抜粋し編曲したもの

 

イベールといえば私的には交響組曲《寄港地》や祝典序曲・FL協奏曲などを思い浮かべますが、だいたい後期ロマン派の大曲中心の私には天クラは新鮮ですね

 

各曲はこじゃれた小品の印象で悪くはないのですが記憶には残らなかったてへぺろ

 

J.F.A.イベール

 

2曲目はカバレフスキーのVc協1ですがメインの組曲《道化師》と同じ作曲家の作品で、カバさんは旧ソ連の社会主義リアリズム路線バリバリの人で本作品はソ連邦の青年のため協奏曲3部作の2番目の作品

 

社会主義リアリズムといえばソ連共産党バンザイですが、バンザイしているかは党の主観により判定されるという恐ろしい世界・・・ショスタコさんも苦労したあせる

 

そこで政治色が絡まないようにはてなマーク青年や児童向け作品を中心にしたのかなあ~とはいえVc恊1は平易な表現ながら情緒的で判りやすい良品

 

D.B.カバレフスキー

 

Vc協の奏者は2021年ジュネーヴ国際コンクールVc部門優勝その他数々の受賞歴を誇る上野くんで愛器を携え颯爽と登場~ちなみにこの後のMC奥田さんとのトークにも登場

 

オケとVcといえばドヴォ恊やチャイコのロココなどが圧倒的に多いのですが、今回のカバレフスキーは初聴きなものの前述したように非常に聴き易いメロディアスな曲

 

特に第2楽章のロシア民謡「なぜお嫁に行く約束をしたの?」と白ロシア/ベラルーシ民謡「うずら」のメロはあまりの美しさに魅入られてしましたが、第3楽章のような躍動感ある展開の時だけで無く聴かせどころの甘い旋律にもエネルギーを感じる圧倒的な演奏

 

海外での活躍は伊達ではないことを如実に感じさせるステージに感嘆~ブラボォ===ビックリマーク

 

上野くん

ジュネーヴ国際コンクール

 

 

Vc協終演(九響FBから)

 

 

インタヴュー(九響FBから)

後半配置

A.ルーセル

 

ダンディ門下生のルーセルはドヴュッシー死去後のフランス音楽界をラヴェルとともに支えた作曲家で、新古典派的に半音階・不協和音を駆使するものの無調までは至っていないスタイル

 

このコンセールも初聴きでしたが、激しいリズム楽章が両端に据えられてConMのソロも入り、それなりに楽しめたものの取り合えずそれでENDというところ汗うさぎ

 

帰りにはイルミ点灯

 

最後はやっと知ってる曲《道化師》にちょっとホッとしましたが、今回は参上していない私の家人でも知っている第2曲ギャロップは特に有名ですね

 

J.オッフェンバック作曲のオペレッタ《地獄のオルフェ》(邦題が天国と地獄)の序曲とともに、昭和時代の運動会~特に徒競走でのBGMとしてお約束の曲でした(今はどうかなはてなマーク

 

ステージ写真下手のシロフォンが軽快に駆け回り運動会にはぴったりですが、その他の曲も昔の映画に使われたりと、的確なカバレフスキーの手腕が窺え硬軟織り交ぜて楽しめましたニコニコ

 

終演

 

小編成の楽曲を主体とする天クラですが毎回勉強になりますね照れ上野君はこの公演のあと東京に戻り、ドイツでリハを行ったあとにイタリアで本番だそうです~ワールドワイドビックリマーク

 

やはり今回は1番は上野君のVc協でした~今度はもう少しハードな協奏曲が聴きたいなあラブラブ

来福してもらえるならリサイタルでもGOOD オケ・スタッフの皆さんにもサンクスです

 

 

 

 

次回はコチラ

オマケ(JR博多駅のイルミ)