コンサート日記454九州編(ブリジストン吹奏楽団久留米) | チャーリーの音楽の旅 ~ゴールド金賞~

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おじさんのコンサート三昧♪
主観オンリーで主に九州のコンサート状況をアップ

仕事が忙しくズイブン日にちが経ちましたが久々の吹奏楽を聴いたのでアップしましたあせる

 

私が高校生のころはブリジストン久留米工場吹奏楽団の名称で、近場の全日本吹奏楽コンクールでの金賞団体といえばという憧れの存在でしたニコニコ

 

今では制度が違うのですが5年連続金賞や10年連続金賞といった、出場すれば金賞のスーパーバンドで(近年も変わらず受賞していますが)、特にクラシック編曲ものの自由曲をコンクールライブ盤のLPレコードを購入しては聴き入ったものでした

 

ギャルドのLPで「アルルの女」組曲を知ったように、この団体のおかげで「さまよえるオランダ人」「ジークフリートの葬送行進曲」などなど、今に至るキッカケをつくってくれました

 

しかし大学進学で上京した私は1997年の創立40周年記念東京公演(サントリーホール)でしかライブで聴いたことがなく、團伊玖磨作曲「ブラスオーケストラのための行列幻想」は名演として私の心象風景に刻み込まれたのですが、今日に至るまで拝聴機会に恵まれませんでした

 

2020年に九州へ帰ってからもすっかり忘却状態でしたが、開催直前になってTwitterでこの演奏会を知り、何とかチケットを入手し参戦となりましたニコニコ

 

石橋文化センター入口 ブリジストン創業者石橋正二郎氏寄贈

 

個人の寄贈ってスゴッ

 

 

石橋文化ホール

 

 

 

2022年10月10日

久留米石橋文化ホール

吹奏楽の夕べ

ブリジストン吹奏楽団久留米

第52回久留米定期演奏会

Cond:冨田 篤 Vc:笹沼 樹*

 

【第1部】クラシックステージ

~音楽で綴る愛と悲劇の物語~

スラブ舞曲第15番Op.72-7

(A.ドヴォルザーク)

 

チェロと吹奏楽のための協奏曲*

(F.グルダ)

 

「中国の不思議な役人」Op.19より

(バルトーク・ベーラ)

 

【第2部】ステージドリル

Alma España~スペインの魂~

1.アラゴネース  2.リベルタンゴ

3.ハバネラ    4.マスク・オブ・ゾロ

 

【第3部】ポップスステージ

~The world of singing with music~

1.ロシュフォールの恋人たちより

  キャラバンの到着(M.ルグラン)

2.La La Land~Another Day of Sun

 (J.ハーウィッツ)

3.サマータイム(G.ガーシュウィン)

4.キエン・セラ(R.デメトリオ)

5.追憶のテーマ(M.ハムリッシュ)

6.「ウェスト・サイド・ストーリー」セレクション

 (L. バーンスタイン)

 


 

私は大学卒業後は学生指揮からまたBassTbへと戻り、暫くは地元の社会人吹奏楽団に加入してコンクールや定演に参加しましたが、ばらばらの職業で週1の練習日の集合もままならず、本番でも全員そろうことはありませんでした

 

単一職場とはいいながら、やはり維持していくだけでも大変な苦労があることでしょうが、ステージの皆さんからは音楽愛が伝わって来る素敵なコンサートでした

 

アマチュア団体の場合はプロと違いいつもの細かいコメントはしませんが、少しだけ感想を書きますニコ

 

1000人程度の中ホール

 

今回のホールであれば最後列中央あたりが私の好みの席ですが、ギリギリでピアでの購入だったため15列やや下手のステージが目の前の席しかなく、社会人バンドのfffにはちょっと辛い位置

 

近すぎて粗が目立つ箇所もあり、また2回公演の二日目で管楽器は荒れてしまうのはしょうがないとことですね(逆に2公演やるのがスゴイ)

 

今回の裏メインのグルダ~Vc笹岡さんとDrやBaseなどをフューチャーしたごった煮のような面白い曲で、クラシックありジャズありの目まぐるしくテイストが変奏されていく展開を、笹岡さんが見事に弾き分けて楽しく聴けました

 

 

 

表メインの「中国人」は今年出場する全日本吹奏楽コンクールの自由曲で、もちろん約30分弱の組曲をコンクールの規定時間内に収めるためのカット版です

 

私が高校生のころは制限時間から「12分間の青春」と勝手に言っていましたが、他団体も含めて全国大会で繰り返し取り上げられているカット版だと思いますが、演奏はサスガに上手く大人の演奏ではなく以外にも爆演系でした(良い意味で~席も近いし)

 

聴かせどころの役人が少女を追い掛け回すシーンでのTbのソリもGood~Tp&Tb上手し音譜

 

日本庭園も散歩して森林浴

 

 

高校生の定演では逆に公演のメインになるくらい人気のステージドリルですが、社会人でやるのは珍しい~でも30分やるのかと思ったら半分ぐらいはてなマークまあ~やるだけ凄いか

 

ご覧のようにステージもホールに比例して狭く、ひな壇はそのままパーカスピット的に使っていたので、ますます動きには狭い状況でもあり激しく複雑なフォーメーションこそありませんでしたが、そのサウンドはスペインテイスト満載でカッコイイ日本国旗

 

最後のポピュラーステージも同じくサウンド造りが上手く、今度は曲に合わせて何気にビックバンドっぽくて、各曲でソロをとったTp・Tb・Saxの方々のテクもなかなかのものでした

 

特にサマータイムのTbソロはSo~Good ブラヴォウビックリマーククラッカー

 

 

 

まあ九州に戻ってからはオケに偏りがちですが、TKWO⇒シエナWO⇒精華女子と聴いた後はブリジストンもあるよ~と頭に入れておいて今度は大ホールでの演奏も是非聴きたいものですにっこり

 

団員やスタッフ関係者のみなさんお疲れさまでした~そして感謝カンシャ照れ