昨日は日曜日だったので、いつものオーチャードで東フィルの定演でした
東京フィルハーモニー交響楽団
第905回オーチャード定期演奏会
Cond:A.バッティストーニ Pf:小曽根真
EB:R.クビスジン Dr:C.ペン ConM:三浦章宏
2018年3月11日 Bunkamuraオーチャードホール
【第1部】
コンチェルト・フォー・マイセルフ (F.グルダ)
第1楽章 The New in View( ... then Oldis New)
第2楽章 Lament for U( Aria con variazioni)
第3楽章 Of Me (Free Candenza)
第4楽章 For U And U / AndYou And You / All Of Me
/ For All Of You( Rondo Finale)
【第2部】
交響曲第2番 ホ短調 Op.27 (S.ラフマニノフ)
第1楽章 Largo - Allegro moderato
第2楽章 Allegro molto
第3楽章 Adagio
第4楽章 Allegro vivace
今日の目玉グルダを小曽根さん&バッティがどう料理するのか~興味がつのりました
レア曲なので私も聴くのは初めておもむろに古典派~ロマン派的な曲想でスタート
ジャズがちらっと顔を覗かせたかと思うと、往年のニーノ・ロータの映画音楽風があったり、
まあ確かにこんな曲もありとは思いましたが、会場ほど私的には盛り上がりませんでした
JazzPfではオスカー・ピーターソンを敬愛する私としては、もっとジャージーな乗りを期待していたことも
あり、グルーブ感がもっと欲しいところ~特に第3楽章カデンツァも宇宙まではブッ飛んでいないし
Drのペンさんが抜群に上手いと感じ、このPfトリオをバーボン片手にじっくり聴いてみたいかな
アンコールは小曽根さんオリジナル曲
さてメインのラフマ2ですがホールの影響か芳醇なサウンドとはいかない(金管の音が痩せている)
ものの~その分曲の構成の見通しはよく、流麗な循環主題が明確に判りやすい演奏でした
第1楽章の4/4拍子→2/4拍子→6/4拍子と変遷していく部分はさすがバッティくん
グリップがGOOD
相変わらずのハイテンションに思わずニヤついてしまう私めでございましたハイ
第2楽章ラフマニノフお気に入りグレゴリオ聖歌「怒りの日」による主題を中心に、目まぐるしく展開するスケルツォの複合三部形式そしてラフマらしいスラヴ風の美しい旋律で始まる第3楽章
終楽章が始まると序奏から第1主題の再現を経て、弦ユニゾンによる第2主題のメロディアスな演奏からコーダへと突入し頂点を形成して華やかにフィニッシュ~バッテイジャンプも連発わお
なんかいつもそうなんですが、愛息が仕事でカンバッテいる姿を見守る親気分になりますね
ただもっと東フィルは東欧的スラブ的なサウンド(指揮者の責任もありか)が欲しかったかな
来シーズンも楽しみ
さあ明日13日はユジャ・ワン/NYP&14日は五嶋龍/NYPにGOいい演奏に出会えますように