それぞれの事情、それぞれの想い。
彼の気持ち
あっちのみんなの気持ち
こっちのみんなの気持ち
涙した彼女の気持ち。
全部が一度に押し寄せてきちゃって
あっちもこっちも痛いくらいにわかっちゃって
怖いくらいに押し寄せてくる感情の渦の中
自分がとうに喪失くしてしまった 「原点」 にある何か ―― 「初期衝動」 か。
それを目の当たりにしてしまったことへの
ある種の感動にも似た衝撃にまだ少しココロを揺らしつつ
抱きしめた腕の中にある切ないくらいの痛みに刺されつつ
オーラとか時々見えちゃったりするのは
こういう時にちょっと困るなって
こういうタイミングで見えなくてもいいのになって
飛び交う感情に翻弄されながらそんなことを思ってたら
何故だか突然スナオとケントのカオが浮かんできて
そのまま、嗚呼、ケント引退しちゃうんだ、って思い出しちゃって
涙ポロポロ零れてきちゃって。
誰かに泣かされたワケじゃない。
誰も悪くない。
ま、悪いものがあるとしたら、アイし過ぎてしまうアタシ自身と
拾わなくていいトコで拾ってしまう邪魔なセンサーだけだな、きっと。