先日、日本からの郵便物が届かないという日記を書きましたが、その郵便物が日本に返されてしまいました。
この郵便物は日本から生け花のカレンダ-を会員などのためにEMSで送ってもらったもので、(普通郵便と違いEMSだとトラッキングナンバ-がついてきます。)去年の12月23日に代表で受け取ってくれる予定になっていた会員Eの家に配達されました。
でも彼女が家にいなく、門番のおじさんも関税を支払うことができなかったので配達員がいったん持ち帰り、後日また配達に来ると置手紙をしていったそうだ。
そこでEが置手紙に書かれていた電話番号(配達員)に何度かかけたけど返事なし。
Eはもし私がいなくても門番のおじさんに関税の金額を渡しておいたのでおじさんから支払ってもらいおじさんに荷物を預けてくださいと留守電に残したそうだ。
しかし一向に配達される気配はない。
そこで彼女は最寄りの郵便局に行き、トラッキングナンバ-を見せても郵便局の人は荷物の状況がわからないとのこと。
その間も配達の気配がないのでEは自分から荷物の置いてあるところにピックアップに行こうと思い2-3か所、近所の郵便局に赴き、荷物を探したけれど、どこの郵便局もトラッキングナンバ-を見てもどこに荷物があるかわからないとのことだった。
そのためのトラッキングナンバ-なのになんで荷物がどこにあるか?どういう状況なのか?がわからないのかが不思議でたまらん。
その際に郵便局職員はPECというイタリアの国が認める公認Eメール(電子の書留みたいなもの)で郵便局に苦情のメ-ルを入れるべきだと言われたそうだ。
それを送り主が日本の郵便局に持っていき、荷物の補償をしてもらうべきとも言われたそうだ。
最初の配達からすでに一か月が過ぎたところで、メールで郵便局から連絡があり日本の発送者に戻されたこと。
そこでEはPECにて苦情を出した。
一通はイタリアの郵便局宛て、もう一通はEMSで送られる際に郵便局から委託されている配達業者SDA宛てへ。
SDAからはすぐ返事が来て、我が社では何もできないとのこと。
郵便局からはメ-ルしてもう一週間以上たっているが返事なし。
でもこのEメールは書留扱いなので受け取っていないという理由で無視されることはない。
そこでEはこちらの消費者団体センタ-にこの件について相談したところ、この場合、受取人がダメ-ジを受けたとはみなされず、送り主がダメ-ジを受けたとみなされるので送り主が補償されるべきらしい。
なので送り主が郵便局にクレ-ムを出して補償してもらうので、Eがイタリアの郵便局に出したPECのEメールを送り主に転送して送り主が日本の郵便局から再度無料で荷物を送ってもらう形を取るべきだとのこと。
でも、私はこの時点でいくら無料で発送してもらえるとしてもまたイタリアの郵便局が関与すると荷物の発送が遅れると思い、自腹で支払ってもいいから、DHLなどの発送会社から送ってほしいと思った。
送り主にこの事情を説明すると送り主も返金を郵便局に申し出るとのことで、それにしても手続きには時間がかかるからDHLで送ってくださると返事があった。
なので現在はDHLからの発送待ちです。
でも、返金してもらう場合、(もし無料で送り返してもらうとしても)この件に関して日本の郵便局は全然悪くないのに補償をするのは日本の郵便局なんだろうか??
それとも日本とイタリアの間で何らかの契約があり、最終的にはイタリア側から日本に返金されるのだろうか?
もしそうでなかったら、日本の郵便局的には損をするわけですよね。
あり得ない話です。
多くのイタリアに住んでいる日本の友達が日本からの郵便物が私たちのような似たような状況で返ってしまい、最終的にはまた違ったル-トで自腹を切って再配達してもらっていると聞きました。
送り主の方には、面倒な手続きをしなくてはいけなくて、申し訳ないし、本当にイタリアへの郵便配達は考えちゃいます。
日本から欲しいものは自分が一時帰国した際にとか友達にお願いして持ってきてもらったりとかするのが一番。
でもカレンダ-だけは季節ものなのでこればっかりは自分で持って帰ってくるのは難しい。
少し金額は張りますが、DHLなどで送ってもらうのが一番ですね。
返金されるのかどうかこれも見どころだわ。
こうご期待。。。。
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