週2回、一ヶ月にわたり10回
先日オンラインの陰ヨガのレベル2は、最終日のクライマックスを迎えた。

でもそれは、クライマックスではなく、
なんとプロローグだった!




どのポーズも、今までの自分に胸ぐら掴んで「オラオラお前甘いんだよ」と揺さぶりかけたくなるほど
自分の身体の、癖を思い知らされ、
その癖による身体の広がらなさのジレンマ。

友季湖先生の画面向こうでの誘導に従い、自分の身体の中を確かめながら悶絶が続いた。

肚の位置をどう置くかで変わる、身体に掛かってしまうロックだったり、スーッと呼吸が入る広がり、広がりと言っても、思ってもみないところから広がるのでミシミシとする。
思わぬミシミシを感じられたら、私にとって、ポーズがうまく行っていると言う認識。
これを乗り越えたら何か変化があるだろうと希望が湧く。

そしてギクシャクとした動き。
あの友季湖先生の体全体からしなやかに広がる、まるで柳が風で揺れ動くかのような動きと、とんと違う。
画面に現れる、先生の家の猫師匠に、癒され励まされる。

ミシミシと全く感じない部位もある。
それはさらに奥深く、その部分があるとは感じられない所。
今までのベーシックの陰ヨガでは全く触れてなかったけど、こんな所にも働きかける?!と今回知った。
硬質ゴムのようでびくともしない深い所は、あるように感じない。
呼吸もままならなくなってしまう。
けどきっとここが変わっていくと、季湖先生の言うミラクルが起こるのかもしれない。

正直、後何年かすると還暦を迎える。
実感として湧かないけど、そうなのだ。
それでもコツコツと地味にやり続けることは、何かが変わるきっかけになれば良いと思う。

呼吸と、身体の置き方と、地球からの反力
それがうまく重なるよう自分を整えていく
自分の身体の癖を地味に修正していく。
時間がかかるとおもう。
職人のようである。

クライマックスはいつやってくるのか分からない。
けど、やり続けた先は知らない何かがあるはず。
明治に南極を探検した白瀬のようにたくさん下準備して、志高く進んでいくのだ。
辿り着かなくても、下準備とその進む段階が大切なのである。



月が昇る