映画・「九十歳。何がめでたい」 | 三田市のお好み焼きこのみママのブログ

こんにちは。

兵庫県三田市の広島のお好み焼きこのみのママです。

 

 

暑い日は、外に出る気力もなくなりますね。

 

まあ、家にいてても暑いからエアコンのお世話になってますが・・

 

こんな時に映画はいいよね。

 

ということで、4日に前から行くことにしてた映画を観てきました。

 

「九十歳。何がめでたい」

 

 

これは佐藤愛子さんの本のタイトルで、その本の映画化ですね。

 

佐藤愛子さんは昨年100歳を迎えられていてます。

 

もう書かない・・・と断筆宣言されてた時にエッセイの依頼で、それらをまとめた本。

 

「書かない、書けない、書きたくない!!」と断り続けてたんだけど・・・

 

「九十歳。何がめでたい」、その後続編として「戦いやまず日は暮れず」を出版。

 

 

もう書かない‥と決めてからの日々は結構退屈で面白くない。

 

そんな時に依頼されたのが「エッセイ」

 

それをまとめたのが「九十歳。何がめでたい」

 

それが、思いもかけずベストセラーになった。

 

それからは、また生き生きとして元気になっていったとか。

 

やはり人は、できる限り世間と関わり、何かやるべきことがある方が元気でいられるんですよね。

 

今の自分にできる範囲でのことで、もうちょっと頑張ればできる・・くらいがいいかと。

 

なんでも、歳のせいにすると何にもしないでもいられるかもしれないが、何にも刺激のない面白くない毎日になるよね。

 

毎日、TVをぼ~と眺め、鬱々として、孤独な気持ちで、話し相手もいない・・・どんどんネガティブに・・

 

おしりをたたかれて、いやいやでも始めることでだんだんに元気になっていく。

 

 

この映画は、それを証明していますね。

 

佐藤愛子さんはなんでも結構はっきり話す方で、潔いので好きなんです。

 

その愛子さん役を、九十歳の草笛光子さんが演じられています。

 

もう、本人か?というくらい見事に愛子さんになり切っておられた・・

 

本当に九十歳とは思えないくらいの動きでした。

 

草笛光子さんは今も現役で、映画、舞台に活躍されてますからスゴイですよね。

 

人生100年時代・・といわれますが、元気でいてこそ‥ですよ。

 

人生の大先輩の生き方に少しでも近づきたいと思いますね。

 

草笛光子さんの生誕九十歳記念映画でもあります。

 

人生も後半になり残りが少なくなれば、自分のしたいこと、食べたいもの、行きたいとこも全て我慢することなくやった方がいい。

 

そういう欲望があるのは、まだまだ元気な証拠だから。

 

だって、明日どうなるかも誰にもわかんないですからね。

 

 

100歳の愛子さんは

(素敵な笑顔)

 

何だか、だらーっとした感じに包まれていますね、100歳というのは。

だらーっとって、そうね、つまり、もうありのままでいいっていう気持ちね。

 

100だろうが、103だろうが105になろうが、何がどう変わるわけでもありません。

みんなが乗っている電車が目の前を通りすぎていくのを、ひとりただ見送っているようなものです。

 

ぼけていく私。

余計なことを考えないで生きていると、なかなか死にません。

 

自分でもなんで死なないんだろうと思います。

死ぬのも嫌じゃあないですしね。

100まできたらね、もういいよって感じ(笑)

 

(100歳のインタビューより)

 

 

映画は唐沢寿明さんの個性的編集者役も相まって、より面白くなってますね。

 

楽しく、フッと笑え、元気をもらえる映画でした。

 

観客はシニアの女性が多く、みんな自分に置き換えて観られてたように思いました。

 

監督は「老後の資金がありません」とおなじ監督ですね。

 

 

 

映画・「九十歳。何がめでたい」

         2024年6月29日全国公開

 

 

監督・ 前田哲

 

出演・ 草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助

    オダギリジョー、清水ミチコ、木村多江 他

 

 

 

 

 

いつもありがとう。

今日も笑顔で!!