先日、天王寺に行ってきました。
本当に、久しぶり。 何十年ぶりかな~。
四天王寺から、天王寺駅までの、商店街がすごく、面白くて、懐かしかった。
昔ながらの、古い店構えのお店が並んでいる。
乾物ばっかり売っている店、種ばっかり売っている店、昆布ばっかり売っている店・・・。
乾物やさんで、いままで食べたことのない、おせんべいを買いました。
ごぼうせんべい。 聞いたことないでしょう?
試食したら、すごく、ごぼうの香りがして、おいしかった。
ちょつと、横の路地に入ると、タイムスリップしたみたいな、駄菓子屋さん。
今どきの子が、買いに来るとは思えないけど・・・・
いまは、スーパーでなんでも揃うから、専門店が無くなってきていますよね。
でも、天王寺駅界隈は、まだ昔ながらの、お店が残っているのに驚きました。
三田のような、田舎でもそういうお店は無くなっているのに。
なんか、懐かしい感じがして、なんか、うれしい気がしました。
四天王寺から、少し歩いていたら、老舗のおまんじゅう屋さんがありました。
釣鐘屋さん。
釣鐘まんじゅうと、玉子せんべい、釣鐘カステラを売っているお店です。
なんで、釣鐘なんだろう?
で、お店の方に聞いてみました。
「かつてその昔、四天王寺に世界最大の釣鐘があったんです。が、それを知っている人は少ないんです。
その鐘は1度きりしか撞かれたことがない{鳴らずの鐘}で、巨大な鐘は、あまりの大きさから、求められたほどの響きは得られず、太平洋戦争末期に、金属回収に提出されたそうです。」
その釣鐘の完成に先立って「釣鐘まんじゅう」を製造販売したのが、初代。
すべて、手作り。
それから、100有余年。 今も、同じ方法で製造しているそうです。
すごいですね。
で、私も、お友達も、釣鐘カステラと、おせんべいをお買い上げ。
少し歩いていると、コーヒーのいい香りがしてくるではありませんか。
香りにつられて、入ったお店が、コーヒーの問屋さん。
ここも、古そうなお店です。
コーヒーを焙煎しているんです。
{世界一のコーヒー}って書いてあるので、つい、買ってしまいました。
アルファミックスコーヒー って書いてありました。
聞いたことのない名前です。
「おいしいんですか?」と、馬鹿な質問をしてしまいました。
「わからないんなら、1キロじゃなく、500にしてみたら?」と言われてしまいました。
で、500グラム。
「入れ方は?」
「コーヒーメーカーか、ペーパーで入れるのか、どっちや?」
入れ方によって、豆のひき方が違うみたいです。 { 当たり前 か}
「帰ったらすぐに、缶に入れてや。」
なんかしら、コーヒー一筋のおやじさん、って感じがしました。
「気に入ったら、また注文してや。」と、もらった名詞に 創業昭和9年 と書いてありました。
帰って飲んでみたら、すごく軽い、あっさりした、後味のいいコーヒーでした。
世界一 か、どうかは、わかりませんが。
{だって、世界中のコーヒーを飲んでないので・・・・わかりません。}
でも、私は、好きなコーヒーのひとつになりました。
なんかしら、歴史のあるお店ばかりで、懐かしくもあり、こだわっている人々に出会って、心が気持ちいい感じ。
新しいのも、もちろんいいし、楽しいと思うけど、古くから続いているものの良さを、改めて感じた1日でした。 (=⌒▽⌒=)
このみのお知らせです。
12月7日{火曜日}読売テレビ「 ten! てん 」の「とことん満足!おでかけ、コンシェルジュ」のコーナーに、広島風お好み焼きこのみが出演します。
放送時間は、夕方、6時20分からの予定です。
ぜひ、見てくださいね。