まいど
教祖でっす
はい。
ひさびさの神戸電鉄の歴史シリーズ。
今回は唐櫃台駅(有馬線)です。
唐櫃台駅は、神鉄六甲駅(当時は六甲登山口駅)と有馬口駅の間に1966年に新設された駅で、昔はありませんでした。
ちょうど開業時に複線化されたので、佇まいは60年近く変わっていません。
ワタクシは高校の時に通学に利用しておりました。名門?の「あの」高校ですw
電車のダイヤは現在日中15分間隔。
上下線ともほぼ同時に電車が来ます。
朝晩は1時間6〜8本あると思います(花山、大池と同じ本数)
1980年代前半までは実質的に1時間2回しか電車が来ませんでした。
厳密には3回来ますが、うち2本は普通(準急)と急行が続行運転でしたので乗車機会としては30分おきでした。
昭和時代は最速達の急行の停車駅となっており、唐櫃台駅を出ると停まるのは大池、鈴蘭台、湊川だけでした。
通勤時間帯には通勤急行が山の街、北鈴蘭台にも停車して運転されてました。
現在も急行は停まりますが停車駅に花山や谷上が追加されて、新設された特快速は通過です。これは大池駅も同様です。
さて、駅設備ですが、基本的には開業時と同じです。
自動改札と券売機、新開地方面ホーム中程にあった便所(実は開業時から水洗)が駅舎寄りに移設された程度です。
今後、神戸市との取り組みで花山、大池のように駅舎は改築されるようです。
構内のレールは花山駅の歴史で書いた通り、下り線は開業時(1928年刻印)の短尺レールが1984年まで使用されてました。
上り線は複線化時に設置された1965年刻印の定尺レールでした。
ホーム高さが若干低かったのと枕木が木材やった点が現在と違います。
駅付近ですが、昭和時代から駅前の建物などは現存しておりますが大半は営業されてないようです。
駅前のコープは後からできました。
坂道の途中に大きめのスーパーがありましたが既に閉店。
他の駅と同じく高齢化が進み活気がありません。
市住の建て替えも大池程進んでおらず、唐櫃台駅付近と奥の方が車では縦断できん構造なのも発展から置いて行かれている要因のような気がしました。
唐櫃台住宅街が車の通り抜けによる騒音等を嫌って、わざわざそういう造りにしたようです。
今後、駅から7分位のとこにある神戸北高も統合により唐櫃台からは無くなり、その跡地利用も気になるところです。