松山千春コンサート・ツアー2024春  初日!鎌倉芸術館【1】 | Blog ばったもんのめっけもん

松山千春、春のコンサートツアー開幕「被災した方々に心からお見舞い」能登と台湾の被災者に黙礼千春らしい、人の痛みに寄り添う始まりだった
松山千春コンサートツアーが鎌倉で初日。幕が上がった瞬間、前奏もなく、千春は既に舞台の中央に立ってらっしゃる。いつもと違う光景にドキッとして、開演前から凄まじかった手拍子や拍手も一瞬止まる。


震災への黙礼からの『君を忘れない』、アンコールのアンコール『明日のために』まで。

 

明日が来るたびに死に近づくけど、明日が来ることは当たり前ではない。

気づいてないほどのあらゆる障害を乗り越えて、「明日」は私たちに訪れている。

そんなメッセージが、黙礼の時間が有ったことでより感じられた。
ひとが生きていくことの悲しさも辛さも喜びも、全身全霊で伝えてくださった2時間半。
千春、バンドメンバー、スタッフの皆様ありがとうございました。鎌倉から始まった3ヶ月のツアー、良き旅路となりますよう祈っています。

 

 

鎌倉 Spotifyプレイリスト

☆第一部
君を忘れない
男と女
あたい
銀の雨
Sing a Song
祈り
物語


☆第二部
オホーツク
決意
兵士の詩
山の向こう
です。
友よ【新曲】

☆アンコール
長い夜
季節の中で
今日は終らない【新曲】
大空と大地の中で
 
☆アンコールのアンコール
明日のために
 

※黙礼から始まったことと初日でもあったから、ここからどう変わっていくのかな・・?
通して聴いてみて、会場やその日ごとの、千春の選曲意図や想いを想像してみるのも楽しい。
新曲は配信まだなので、『長い夜』と『季節の中で』を、髪のある・なしで2パターンずつ。各時代ごとの聴き比べもできる贅沢。。

 

 

☆お衣装
お衣装も楽しみな、松山千春コンサート。股下76なのに80とサバ読んだせいで、オーダーメイドのおズボンたふたふの千春が可愛かった・・(顔ちっちゃいぶん、余計に可愛い)
千春、198・・は血糖値で、身長は170だから股下76って。 サバ読む前に長過ぎるの面白い。
おズボン見つけた! このデニムに対してフォーマルな黒ジャケを合わせたのは、黙礼のために、もしかして今回だけ・・?という気も。「こういう曲で組むのは今日だけ」と仰ってたのと同様に。どうなんだろ・・?
ジャケット 
おズボン 

 

☆コンサートとラジオと
松山千春コンサートツアー、1週間に2回ステージやって週末に北海道戻るってのを3か月間。週末にラジオ生放送だから、ファンがコンサート終わりにメール書くと直接、千春にメッセージ伝えられるのってすごい。しかも、コンサートとラジオとでの繋がりは、50年近く続いてる。

12月までのツアーが終わったあと次のコンサートを心待ちにしてらしたと。その幕開きが鎌倉で。だからずっとずっと、毎週ラジオで「鎌倉」って言い続けてくれてたんだなぁ・・と。しかも初日だから、ツアーの土台になる入念なゲネプロも鎌倉で。鎌倉市民としては、なんとなんと光栄なことだろうと。


「幕が開く前から、みんな拍手拍手してくれて。嬉しかったね~ 1階2階3階と元気元気。アンコールは3階まで立ってくれて。おっこちるなよぉって」「ほんとに!鎌倉芸術館、最後には立ち上がってみんながんばって応援してくれてありがとう!おかげ様でいいスタートがきれたと思ってます」って、鎌倉公演後のラジオでずっと仰ってくれていた

 

 


☆第一部
コンサートは、能登半島地震と3日に台湾で起きた最大震度6強の地震で亡くなった被災者への「黙祷」ならぬ「黙礼」という異例の形で始まった。
 

◆『君を忘れない』
この曲が主題歌になったドラマの頃、私も小学生で担任の先生が大好きだった。千春の歌に出逢ったのも、この曲。肝っ玉母さんみたいにエネルギッシュだった先生が数年後に病気で亡くなられたとき、ずっと聴いていたのがこの曲。
私は鎌倉で育ち、今も鎌倉に住んでいる。恩師の思い出とともにある特別な曲を、待ちに待ったコンサートの初日、鎌倉で、一曲目に。?!?!
震災を含め私たちは何かの障害に立ち向かうなかで、大切な人に去られ、いつかは自分が去る側になる。いつどうなるかわからない。本当に「お互い様」。1曲めに『君を忘れない』を歌われるのは、このツアーではこれが最初で最後かもしれない。

鎌倉での一曲め、自分にとって、一番大切な曲。

 


「幕が上がる前から素晴らしい手拍子。9年半ぶりの鎌倉。初日を皆さまと迎えることが出来ました」「能登・台湾の方々には、心よりお見舞い申し上げます。鎌倉もな!どこでも何があるかわからない。お互い様だから」「鎌倉、楽しみにしてました。12月にツアーが終わっただろ。1、2,3月と、暇!!雪の中だとゴルフも出来ないし、雪合戦をする齢でもない」「客席3階まで。ありがとうございます。あっち見たり上見たりいそがしくなるな!頭をくるくるさせるかもしれないけど気にしないでくれ」「会場入りのときに、たくさんの人が待ってて手を振ってくれたんだ。あれ、俺、引退コンサートなのかな?(笑)」「ほんとうにありがとうございます。ではどうぞ、松山千春のコンサート、楽しんでやってください


「鎌倉以外からも来てる・・三浦半島からもいるか?・・いる!? はー。なんか悪いな、早く終わるからな(笑)。いや、せっかく来てくれたからたっぷり歌うわ!」
(大拍手~!)
MCで、藤沢・逗子・戸塚・三浦・・と、はるばる遠い足寄のかたと思えないほど土地勘を発揮されていた千春。以前も横須賀や横浜が好きとおしゃってたり、マネージャーの元ちゃんが昔付き合ってた女性が横須賀でとか暴露してたけど、母曰く、「千春も絶対このへんで女が居たんだよ」と。48年もののファンは容赦ない。    

 


◆『あたい』
「照明が暗くても、一列目あたりは見える!」

わざわざ言ってる感じがしたし、わざわざ付けてたから言ったのかな。

客電落とすと、かなり真っ暗だから?
 

「『あたい』という曲を聴いていただきました。”ブス”はセクハラになっちゃうけど・・・ブスはブスだもんな」「ブスの語源は、アイヌ語なんだって。鈴蘭の毒のことをブスっていう。矢に塗って狩りに使う、とんでもない威力かあるんだとよ」「おい、俺は大丈夫だけど、2階席3階席、だいじょうぶか。ブスの毒は飛んでないか???!」
2階3階をずっと気遣ってくれる千春、ブスの毒も気遣う。

「今日もいろんな曲を歌うけど。知ってる曲も、”この曲だけは”っていうのも、知らない曲もあるだろ。最後まで知らない曲かも」「頑張って選曲しました。楽しんでやってください


◆『Sing a Song』
前回か前々回のコンサートで、歌ってほしい曲あるか?って問いかけたなかで挙がったうちのひとつで、「でも歌うのは決まってるから。参考までに訊いただけだから」って返してたのを、義理堅く反映させてたなら凄いな・・。
「この曲、お聴きのとおり間奏がひっじょうに長いです。どっから歌うのかわかんなくなるくらい。長いからずっと歌ってなかった。23年間ステージでやってなかった。理由は、間奏が長いからです」

 ”俺はコークだ”の名曲が歌われなくなっていた理由。。。
「間奏長いから(まだ言う)、楽屋で一服できるんじゃないか。それでも、このツアーで歌ったほうがいいか?」
(大拍手~!)

◆『祈り』
「いろんな恋愛があると思います。うまくいくほうが珍しい。友人夫婦は高校出てすぐ一緒になってな。今も続いてる。・・どこがよかったんだろ??」
「人は人と巡り合って別れる。それが運命だから、じゃぁ、別れがつらいから巡り合わないほうがいいのか?違うだろ。巡り合うべきなんだ。巡り合って巡り合って。そのなかで一番良いのを手許に。。いや、難しいよな!!」


客席で泣き出しちゃった子どもの声。
「さわぐ子が居るのが生活。さわぐ子がいなくなったから、日本の景気が悪くなった」
「みんな!鎌倉の景気はあの子にかかってるぞ!!!!」
すごい、あの子が拍手を浴びている!!!
そして更に泣く!!!
「・・本音とタテマエガあるからな」
「随分高い声だね、ありゃ鎌倉名物だな」
「泣き止まないのは俺の実力」
親子が居心地悪くならないように配慮しつつ、とはいえ、他の客の立場も配慮して、全面的に良しとはしないバランスを絶妙に。このあと、千春が歌い出したら本当に泣き声が止んだので、もしかして外に出たのかもしれないけど、でも、もしや千春の歌が・・・?✨

※ぜんぶで9ページほどメモとってて、ここまでで2ページです。。