昨日はトラさん、ヤマケイ、ふしき、さわじーと5人で雪倉岳に行ってきた。
雪の雪倉岳は2019年の6月以来、そして今回の木地屋からのクラシックルートは2015年以来8年ぶり2回目だ。
その時も栂池起点で蓮華温泉に泊まったので木地屋からの日帰り往復は初挑戦となる。
さすがにこのロングルートは単独は危ないのでトラさんに声をかけたら快諾してくれた。
その後さわじーもヤマケイもふしきも乗ることになって5人の豪華メンバーが揃った。
丁度前日の土曜日に季節外れの降雪があったのでラッセル観点で強い若手の参加はありがたかった。
その土曜日は下界は雨。夕方木地屋に到着すると少し手前まで雨だった。
車中泊して11時半に現地に到着するとふしき達がフライングスタートしようとしている。センセーいないときはフライングしなくていいのよ。自分も10分くらい遅れてトラさんとスタート。少し行ったところでビーコン忘れに気づいて車まで取りに戻る羽目に。ただでさえロングなのに無駄な体力と時間を使う羽目になった。
林道から尾根に取り付く地点でみんなが待っていてくれた。今日は会えないかと思ったよ笑
さわじーは初めまして。みんなそうだが話していて気持ちの良い好青年だった。
暗闇のルートファインディングが始まった。
木地屋からのルートは何度か来ているがたまにしか来ないのでなかなか覚えられない。
薄れた記憶とGPSを頼りにトレースを刻んでいく。プチラッセルだったが元気なうちにやっておこう。どうせ最後はガス欠でみんなにお願いすることになる。
ウド川のほとりからはヤマケイに先頭バトンタッチ。ヤッホー平~瀬戸川渡渉点まではさわじーが、瀬戸川からの登りはふしきがラッセルを頑張った。あ、その後トラさんも頑張ってくれてたっけ。そんなみんなのおかげで自分も無事登頂。単独だったら登頂できなかったと思う。
林道の途中でみなさんに追い付いた。おはようございます。さわじー初めまして。
途中ルートミスで崖を登る羽目に。難易度の高い登りだったがみんなついて来てくれた。素晴らしい。
元気いっぱいの若者三人はやさしいので時々待っていてくれる。
闇夜のスノーブリッジ。
蓮華温泉に来ると板だらけだった。昨日営業開始だった模様。
朝日岳のモルゲン。さわじーがうまくトラバースルートを切り拓いた。
こちらはこれから向かう朝日岳。美しい。
朝は冬の空気で3月にしてはかなり冷え込んだ。
瀬戸川渡渉点。特攻隊長ヤマケイがいく。
雪倉の登りはかなり急。新雪の下はカチカチで緊張の登りを強いられた。
3月とは思えないラッセル。
そういえば3月に雪倉に来るのは初めてだ。こんなに白いんだね。
2300mくらいで足が売り切れ。一歩一歩精神力だけで登っていく。まだ帰りの登り返しもあるのに。
あろうことかサングラスを忘れて地獄ゴーグルを使う羽目に。暑くて地獄だったわ。
無事登頂!みなさんのおかげです。木地屋から10時間かかった。
山頂標識。この標識が一番好きだ。
ヘロヘロだったが無事登頂できてよかった。
先週は黄砂で空が霞んでいたが昨日は真っ青な空が広がりずいぶん遠くまで見渡すことができた。
まさか白山や笈ヶ岳~大笠山まで見えるとは思わなかった。
剱立山。
白馬岳、旭岳
毛勝三山の向こうに白山、笈ヶ岳、大笠山
お楽しみの滑走タイム、のはずだったが上部は思ったほどパウダーではなかった。
パックされた雪の下はガリガリのアイスバーンでちょっと癖がある。
中腹から下はパウダーが残っていたが南面はデロデロでプチ雪崩が起きた。まあ降雪量は大したことがないので想定ないだったが。
そんな状況でもみんな器用に滑っていく。トラさんはともかく、他の3人も若いのに体力のみならず素晴らしい技術を持っている。
気持ちよさそうに見えるがちょっとパック気味。
さわじーは体力だけじゃなくて技術もある。
自分もだましだまし滑走。ポンツーンが欲しくなった。
いつもながらはしゃぐトラさん。元気だわ。
滑りも得意なヤマケイ
ふしき
瀬戸川から登り返して蓮華温泉に到着。休まず先へ進む。
林道もアップダウンがあるのでシールで。行きも帰りも甘くない。
最後の登り返しを終えて最後の滑走。といっても木地屋までかなり長いんだけど。
最後は林道滑走。ツアーコースの名が付く通りスキーツーリングの一日でした。