1/28 北横岳-大岳 針葉樹の森散策 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
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昨日はMさんと北八ヶ岳の北横岳~大岳へ縦走して双子池経由で周回してきた。

この山スキー最盛期になぜ雪山ハイキング?と思われそうだが理由はシンプルに「北八ヶ岳が好きだから」

特に冬の北八ヶ岳は針葉樹の森が素晴らしい。日本海側と違って雪はそれほど降らないが晴天率が高くて霧氷も美しい。

子供の頃からスキーでよく通っていた山域なので思い入れが強いということもある。

冬の北八ヶ岳に行こうと思うとどうしても山スキーは犠牲になる。厳冬期の八ヶ岳は雪が少ないので山スキー向きではない。

ということで数年ぶりにスノーシューを引っ張り出してきて使ってみることにした。そもそも装着方法も怪しいが…

お久しぶりのMSRライトニングアッセント。10年も前のモデルなので経年劣化が気になるが試してみよう。

 

Mさんも来てくれるので車2台を活用してピラタス蓼科スノーリゾートを起点に北横岳~大岳~双子池~竜源橋まで周回しよう。

1台を下山口にデポ、もう一台でピラタスに向かった。このスキー場もかなり通った懐かしいゲレンデだ。

 

まだ暗いが6時過ぎにスタート。ロープウェイ組より先に登ってしまいたい。

久しぶりのスノーシューが楽しすぎて寄り道をしたり適当に森の中を歩いていたら思ったより時間を要して結局山頂駅に着いた頃にはロープウェイの始発組と同じくらいのタイミングになってしまった。

 

6時過ぎはまだ暗いのでギリギリヘッデンスタート。30分も歩いたら明るくなってきた。

 

蓼科山には既にガスがかかっていた。北横岳はガスるなよーと祈っていたがまあ無理でした。

 

山頂駅でマスコットキャラクターのキツツキ君と久しぶりにご対面。

 

坪庭も地獄の様相。降雪直後でそれなりにラッセルも強いられた。

 

天気はイマイチでも降雪直後の森はやっぱり美しい。

 

北横岳ヒュッテ。絵本に出てきそうな森の中の小屋だ。

 

北横岳登頂。晴れ予報だったのにガスガスでスミマセン…

 

北横岳から先は完全ノートレースでルートファインディングも必要な状況だった。

事前に下調べもせずまあスノーシューがあれば行けるでしょ、くらいの感覚で突っ込んだが双子池までのルートはゴーロ帯が多くて落とし穴にハマって苦労した。双子池ヒュッテのご主人と会話したがこの時期大岳から降りてくる人はほとんどいないようだ。

 

北横岳から大岳方面は全くトレースなし。しばらく人が入っていない様子だった。

 

この針葉樹の森の雰囲気が好きで八ヶ岳に来てしまうのだ。

 

スノーシューで来てよかった。アイゼンでは歩けなかったと思う。

 

初めての大岳へ。ここもゴーロ帯で歩きづらかった。

 

大岳山頂。後光が差してちょっと神秘的だった。

 

山頂からは白駒池も良く見えた。

 

ほんのちょびっとだけ青空が。1日トータル5分くらいしか見えなかったと思う。

 

天狗の露地。ここが落とし穴ワールドで最悪だった。

 

ハマったら抜け出るのにも一苦労。スキーのありがたみを感じた。

 

双子池到着。ここもトレースなしかぁ。

 

せっかく厳冬期に来たんだから歩くしかないでしょ。

 

本日のベストショット。

 

双子池から竜源橋までも長かった…6kmくらいある。

 

ようやくゴール。結局10時間くらいかかって完全燃焼に近い山行となった。

 

一冬に一度は八ヶ岳の森を眺めたい。天気は残念だったが針葉樹たちに逢うことができてよかった。

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!