「ラーメン屋。あの美味さで730円は安すぎる。もうちょっと値上げするべき。」
サッカー元日本代表の本田氏がtwitterでこうつぶやいたことがきっかけでちょっとした論争が起きている。
2000円でも食べる、2000円なら食べない、そういう論争だ。
自分の意見としては「2000円のラーメンはアリ」だ。
ラーメンは庶民の食べ物だから昔のまま安く食べたい!というニーズは当然あるだろう。
だがすべてのラーメンが「庶民のためのラーメン」である必要はない。
モノの値段は労力に対する対価だ。消費者のために店主が努力して生み出した特別なラーメンがあるのならそれ相応の対価が支払われるべきだと思っている。需要と供給のバランスなのだから高くても食べたいという人がいる限り当然値段は上がるべきだ。
卵とか豆腐も同じ。
昔からめっちゃ安い。でも最近は高価で特別な卵とか豆腐も出てきているしそれでも買おうという人がいるのだからそれでいいと思う。
コーヒーも昔から存在する庶民の飲み物のひとつだが、安いコーヒーでいいという人はインスタントや安いドリップコーヒーで十分だと思うし本格的なコーヒーを飲みたいという人は専門店の轢きたてコーヒーを飲めばよい。
登山道具もやたら高い。山スキー道具はさらに輪をかけて高い。
山スキーの道具をそろえようと思えば30万円はくだらない。それでもやろうとするのは30万円払うだけの価値がそこにあるからだし、自分の場合道具を提供し続けている各メーカーの努力に対して報いたいという意識も働いている。高くても良いアイテムを作り続けて欲しいと。
価値のあるモノに対してしっかり相応の対価を払うことは、生産者に対する応援の意味も兼ねているのだ。
ポンツーンもウィペットも高価だが値段以上の価値を提供してくれている。