山スキーは雪山登山スタイルのひとつとして長い歴史を持っているが、残念ながら毎年この時期に山スキーで遭難事故が起きると「ルールを破ってコース外を滑走した悪い人」「たくさんの人たちに迷惑をかけてとんでもない」「自己責任だから助けなくていい」みたいな罵声がネット上に飛び交う。
これ、山スキーというかバックカントリーだからという理由でここまで非難の声があがっているが、スキーを使わない雪山登山ではそこまでのバッシングは起こらない。
その根底にはバックカントリーは「ルールを破った悪い人」だから「責められてしかるべき」という思考が働いているのではないかと感じている。
まずコース外滑走とバックカントリーは全く別物だということを報道関係者をはじめ多くの方に知っていただく必要がある。
「バックカントリー」は雪山登山のひとつの形態であり、コース外滑走(いわゆるルールを破った悪い人)とは全く違うのだ。
…という話を初夏の山スキー&ボードの集いで知り合った中澤さんが非常にわかりやすい動画を公開してくれたので紹介したい。
6分程度の短い動画でコンパクトに要点がまとまっているのでおススメです。
バックカントリーに対する正しい情報が広がることで多くの方の山スキーに対する理解が深まることを祈りたい。
それと同時に我々山スキーヤーも改めて事故を起こさないように行動する必要があると思った。
バックカントリーは完全に雪山登山です。