北アルプスの登山の拠点として、観光地として絶大な人気を誇る上高地。
登山者と観光客の多さは他を寄せ付けない。一方でアプローチの悪さが課題となっている。
岐阜県側からのアプローチはアカンダナ駐車場から安房トンネルを使えば問題ないが、松本側からのアプローチは劣悪だ。
この国道158号線はとにかくトンネルだらけで狭くて急カーブだらけ。とても国道とは思えない。
しかも観光バスやトラックがバンバン走るのでスピードも遅いし最悪すれ違いできずにスタックすることすらある。
その中でも最凶なのが梓川の奈川渡ダム手前の「新入山トンネル」だ。
トンネルの出入り口が狭い急カーブとなっている上に、トンネル内も狭くてカーブしており、大型車の通行がギリギリできるかどうかといった状態。
運悪く両方からバスが来たらすれ違えずに大渋滞を引き起こしたりする。実際にそんな目に会ったこともある。
地元のアルピコバスや飛騨バスは慣れた感じで走っていくが、アウェイの観光バスやトラックが前方にいた場合は要注意だと思っていた。
その新入山トンネルがようやく新しくなるらしい。
ここ数年工事が続いていたのは知っていたが、全容は知らなかったのでこれでスッキリした。
いつ頃開通するのかわからないが、この工事が終わったら石川から松本へのアクセスもより楽になる。
北アルプス南部や中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳なんかも結果的に行きやすくなるので朗報だと思った。
だが本命は別にある。
「中部縦貫自動車道」だ。
福井と松本を結ぶ上記ルートが開通すれば石川から東海北陸道の飛騨清見を経て一気に松本まで突き抜けられる。
岐阜側は着々と工事が進んでいるらしいが松本側はまだこれからといった感じだ。
まだまだ先は長そうだが中部縦貫自動車道の早期開通を祈りたい。
中部縦貫自動車道ができれば上高地へのアクセスが格段に楽になる。
結果的に涸沢や穂高へのアクセスも容易になるし中央アルプスや南アルプスも近くなる。