布団が恋しい季節 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

例年になく暖かい10月だったが、ようやくそれらしい気候になってきた。

金沢では日本海側の冬を物語るぶり起こしの雷が鳴って冷たい雨が降った。ついこの前まで冷房を使っていたのが信じられない。コーヒーもようやくアイスからホットに変わった。

 

寒くなるとお風呂や暖かい布団が恋しくなるし、とてもありがたく感じる。

 

下山後の温泉は山の楽しみのひとつではあるが、夏の温泉より冬の温泉の方がありがたい。厳冬期の山に登ってる最中は温泉のことばかり考えてしまう。地獄山行後の露天風呂とかもう最高としか言いようがない。

 

家の布団も夏用から冬用の羽毛布団に変えた。

朝はポカポカすぎて布団から出たくない。

 

一方で、冬山のテン泊は過酷だ。

ダウンジャケットとダウンパンツを履いて冬用の厚いダウンシュラフに包まっても寒くて目が覚めるし、自分の吐息が凍って顔の上に落ちてきたりする。

水も靴もシュラフの中に入れなければ凍ってしまうし天気次第だがトイレのためにテントの外に出る時は命懸けだ(笑)

 

それに比べれば家の布団は極楽以外のなにものでもない。幸せ過ぎる。

 

山の中に身を置くことで何気ない日常のありがたみを再認識する…

あえてそのために山に登っているわけではないが、結果的に普通に生活できていることに対する感謝の気持ちが芽生えるのだ。

 

厳冬期のテン泊は寒さとの戦いだ。

 

水も雪を融かさなければ作れない。

 

でもマイホームからこんな絶景が眺められたり…

 

冬の澄んだ空気のおかげでクリアな夜景も眺められたりするのでやめられない。