飯豊山はThe東北の山!といった感じで、女性的でたおやかな稜線が印象深かった。
もちろん丸森尾根の出だしの急登やダイグラ尾根といった例外もあるわけだが、やっぱり雄大で優しい感じの山容は特徴的だと思った。
岩稜帯は少なくて、背の低いハイマツや草原に覆われているため眺望もよい。切り立った場所も少なくて広い稜線を歩いていくイメージ。
北アルプスなら薬師岳~黒部五郎岳に至る稜線の雰囲気が少し似ているが、基本的には東北ならではの山容だと思う。
自分は岩稜帯歩きよりこういうなだらかな稜線をまったり歩くのが好きなのでもっと東北の山が近かったらなぁ・・・と思うことがある。
そしてこういう山は山スキー向きの山でもあるのでなおさらだうらやましいとおもう。
しかしこの雰囲気によく似た山が近くにある。
我らが白山だ。
白山といってもメジャーな砂防新道や観光新道のことではない。
加賀禅定道、楽々新道、中宮道がある「北部白山」。ここの雰囲気はまさに東北の山を彷彿させてくれる。
飯豊山は期待通りの素晴らしい山だったが同時に地元白山の良さを再認識できた山行でもあった。
飯豊山のたおやかな山容
北部白山の加賀禅定道の山容もよく似ている。
飯豊山の御手洗の池。
白山には天池がある。
飯豊山の天空の稜線歩き。
白山の四塚山も負けてない。
そしてこういうなだらかな山は山スキー向きだ!!(白山北面台地)