季節外れの白山こぼれ話 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

昨日の花火大会ネタに続き、季節外れシリーズネタを(笑)

 

実は自分の会社は少しだけ白山と関りがある。(自分は今のところ直接関係していないが)

 

先日たまたま会社の同僚が白山に関する面白い話を聞かせてくれた。

今年の6月のことだ。

同僚は白山室堂に仕事の用事があって別当出合から砂防新道を使って室堂を目指していた。

その同僚も石川県民なので基本的には白山Love。ただガチの登山者ではなくて1年に一回夏山に登る程度の一般的なハイカーだ。

6月の白山といえばまだ開山前の時期で夏山とはいえない。残雪もあって道が不明瞭なところもある。本来アイゼンもあった方がいい。

案の定十二曲がりのトラバースで薄いスノーブリッジを恐る恐る渡って辛うじてクリア、弥陀ヶ原では木道が出ていないので道がわからず・・・迷った挙句室堂に電話して「旗が立っているのでそれを見つけて登ってきてください」と言われなんとか室堂までたどり着いたというエピソードだった。

 

仕事だからといって普通のサラリーマンが残雪期の白山に登る光景を思い浮かべて申し訳ないが笑ってしまったし、同時にプロフェッショナル根性に脱帽した。

また今月末か来月あたり行かなければならない…と頭を抱えていたので「白山には毎月登っているので自分が行ってきますよ!」と手を差し伸べた。山屋として見て見ぬふりはできない(笑)

 

大抵の同僚は自分が山をやっていることを知らない。

冬山に登ってるとか言うと「危ない」とか「やめた方がいい」とか耳が痛いので余計なことは言わない。(笑)

会社ではあくまでも普通の会社員として大人しくしていよう(笑)

 

6月の弥陀ヶ原はまだまだ大雪原だ。年1回しか登らない普通の登山者が室堂までたどり着くのは結構ムリゲーな気がする。

 

旗を探せれば何とかなるが、ガスって強風だったりすると命の危険すらある。