昨日はサクッと白山へ行ってきた。
5月のお参りだ。
今年は雪が少なかったせいでゴールデンウィーク前から別当出合まで車で入れる状態となっているので週末は登山者や山スキーヤーでごった返す。
自分は人が多い山は好きではないので平日休みのこの機会に5月のお参りを済ませることにした。
前夜のうちに別当出合まで向かうが路肩には1台も車が停まっていなかった。
さすがにゴールデンウィーク後の平日ということで祭りの後といったところか。
5時間ほど寝て4時に起床、準備をして出発。
別当出合には全く雪はなく、まるで夏山の様相だった。
お馴染みの吊橋もバッチリ踏板がかけられていた。
歩いていると不動滝の方から「ドドドドドド…」と轟音が鳴り響いた。
音の鳴る方を見てみると不動滝上部の崖が崩れで雪混じりの土砂が煙をあげていた。
太陽も出ていないし気温も上がっていないのにいきなりの崖崩れ、やっぱり自然の力は人知を超えている。
自然相手では人がどれだけ注意していても防げない事故は起きるのだろう…
不動滝で崖崩れが発生。規模はよくわからないが轟音が鳴り響いていた。
板を担いだまま石畳を超え、中飯場を超えていく…全く雪はない。
別当覗まで登ってようやく雪が出てきたのでスキーを履く。標高1,800mくらいか。
同時に先行者を一人追い抜いてそこからは延々と一人旅。
狙い通りの静かな山旅だ。
朝のニリンソウは花びらを閉じて眠っている。
別当覗手前から少しずつ雪が増え始める。夏道MIXで分かりづらい。
甚之助避難小屋にも寄らずに黒ボコ岩経由でまずは室堂を目指そう
十二曲りはまだ雪で覆われているので横の斜面をスキーで登る
レアな角度の黒ボコ岩。この季節限定ってところか。
弥陀ヶ原まで来ると定番の白山ドン!
室堂到着。誰もいない。
前にも後ろにも人影は見えない。
こんなに天気が良いのに貸切白山とはなんと贅沢なことか。
ちょっと残念なのは雪面が立て溝だらけで帰りの滑走が期待できないことくらいか。
いつも山頂までのアプローチで使う逆くの字は雪切れで登れなさそうなので夏道沿いに登っていく。
高天原まではスキーで行けたがそこからは完全夏道だったのでシートラで登ることに。
すると山頂から登山者が降りてきたのでご挨拶。前泊の登山者だったようだ。
いい天気でよかったですね。
そしてサクッと御前峰登頂。
やっぱり別当からだと楽ちんですね。
山頂は無人で貸し切り!素晴らしい。
やっぱりゴールデンウィーク後の山は空いていていい。
まずは奥宮で五月のお参りを済ませる。
山猫さんのそばと天ぷら。激ウマでした。