「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」サウジアラビアでテロリスト容疑者62名を拘束  | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。





「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成26(2014)年5月7日(水曜日)
       通巻第4220号   
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 サウジアラビアでテロリスト容疑者62名を拘束
  シリア内戦の余波、政府高官暗殺、外国企業襲撃などテロを計画していた
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 サウジアラビアのタリク内務大臣は5月6日に記者会見し、テロリストの疑いのある62名を拘束したと発表した。うち59名はサウジアラビア籍だが、のこりはパキスタン、イエーメン、そしてパレスチナ人だった。

 かれらは「シリアのアルカィーダ」に武器援助、資金援助などで爆弾製造を側面から支援し、これらの秘密通信をおこなっていたラップトップ・コンピュータなどの証拠品を多数と現金26万ドルを押収した。


サウジ内務省に拠ると数ヶ月の内偵の結果、かれらがサウジ政府高官暗殺、外国企業祝言などのテロを計画していた事実が判明したという。

サウジアラビアのアルカィーダは2003年から06年にかけてアフガニスタン、イラクへ外人部隊として出かけてきたが、サウジの拠点を失い、イエーメンに秘密軍事基地を移動させたと見られていた。

サウジはスンニ派のワッハーブ派が主流だが、シーア派は東海岸に多いとされ、ビンラディンがそうであったようにアルカィーダの戦士はサウジアラビア人が多い。






 今回のテロリストの疑いのあるグループはサウジが支援するアッサド(シリア大統領)に反抗する武装集団へ戦士を送り込んできた可能性もあり、世界で孤立してもしぶとく生き残るシリア政府はサウジ、ロシアから相当の支援を受けていることが窺える。