西村真悟 : 西村真悟 | 護国夢想日記

護国夢想日記

 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。



西村真悟


硫黄島と現在の国難



 二度にわたって硫黄島を記したのは、
 硫黄島を忘れては、現在の国難を克服できないからである。
 


硫黄島の闘いにおいて戦没した二万千九百二十五名の英霊、
 今なお地下に眠る一万千四百三十三名の骸(むくろ)。
 彼らが、祖国を守るために果たした勇戦敢闘に、
 島では今も鬼が泣いていたぞ。

 六十九年前に戦闘が終わった大東亜戦争において、
 英霊は、まさに、国家と民族の歴史と国体を護り、
 国民同胞と領土を護るために勇戦敢闘された。

 そして、「護国の日本精神さえ残れば、我らの子孫は再三再起するであろう」(永野修身軍令部総長)と信じたが故に、
我らに「あとを頼むぞ」と言い残した。
 
 ところが、今の我が国の国難とは、
 国家民族の歴史と国体と名誉を剥奪され、
 領土を強奪され、
 国民を拉致されていることである。
 


これまさに、英霊が命をかけて信じ護ろうとしたものが、
 今、我が国から奪われ、また、奪われようとしているということではないか。

 よって、提言し、また警告する。

(1)、名誉と歴史の回復
   「安倍晋三内閣総理大臣談話」を発出すべき。

  
 安倍総理大臣は、河野談話を修正するつもりはないと国会で公式に答弁した。
 綸言汗の如しである。
 この答弁、もはや撤回できない。また、撤回する必要もない。
 
 では、どうするか。
 反日的存在に過ぎない小人によって、今や、事実を捏造した韓国の意向に迎合して作成されたことが明らかになった河野「官房長官談話」を、反日の村山富市談話とともに、
一挙に、「過去の自虐史観時代の歴史的資料」と化して葬り去ることである。
 
 その為に、安倍晋三総理大臣、早急に、
 事実に基づいた誇りある我が国の名誉を掲げた
 「内閣総理大臣談話」
 を発出されたい。
 
 躊躇することはない。
 村山富市も河野洋平も、どの程度の者か、いまや国民はよく知っている。また、事実に基づかず中韓に迎合しただけの彼らの談話には「権威」がない。
 


その中韓の「反日」はアジアで孤立しているではないか。
 このことは、この一年で、中韓以外のアジア、即ち、ASEAN諸国からインド、さらにアフリカを歴訪して歓迎された総理自身が実感していると思う。
 


従って、「安倍内閣総理大臣談話」こそ、
 日本の名誉を護り、日本に期待する世界の諸民族が歓迎する「権威あるもの」となる。
 


現在、地球上の独立国が六十九年前の五倍近くに増え、
 つい最近まで黒人を差別していたあのアメリカ合衆国に、
 黒人の大統領が誕生しているのは、
 二十世紀に我が国が「諸民族の共存共栄」と「人種差別撤廃」(大東亜共同宣言)を掲げて闘ったからではないか。
 
 繰り返す。
 官房長官の河野談話を見直すつもりはないと言った以上、馬鹿談話なんかほっといて、
 


官房長官よりも最上位にある内閣総理大臣として、
 「安倍晋三内閣総理大臣談話」を発出されたい。
 そうすれば、一挙に、暗雲が晴れ、世界は明るい方向に回天するであろう。

(2)、領土の回復
   千島、樺太返還の好機拓くべし
 
 1867年、ロシアは広大なアラスカをアメリカに金720万ドル(現在の価値、9000万ドル、約90億円)で売却した。
 この売却を促したものは、ロシアの国内事情である。
 それは、クリミア戦争(1853年~1856年)の敗北による国力の疲弊だ。
 
 クリミア戦争でロシアは、クリミア半島だけではなくドナウ川周辺や極東のカムチャッカ半島の要塞からバルト海までイギリス・フランス連合軍に攻撃され、クリミアのセバストーポリ要塞も陥落し敗北した。


 ロシアは、この敗戦による国力の疲弊を克服し近代化を進めるために、東の海の向こうにあって経営に費用がかさむアラスカをアメリカに売却したのだ。

 そして、百六十年後の現在、クリミアで何が起こりつつあるか。
 加えて、ロシアのシベリア経営は危機に向かっている。既にシベリアの人口の三割はイナゴのように浸透してくる支那人である。


 よって、クリミアで歴史が繰り返しつつあるとするならば、
 我が国は、これを千島・樺太返還の好機を拓くものと捉えるべきである。
 あとは、日露戦役における明石元二郎の欧州に於ける活動を見習うことだ。

(3)、領土の防衛、即ち尖閣と沖縄本島の防衛


 苦難に立ち向かった英霊を思い、今こそ、水陸両用戦能力の拡充に邁進し、真っ当な自衛権を行使する国家にならねばならない。
 これも、総理大臣の決断で出来る。
 同時に、断固として竹島を奪還する意思を明確に堅持しなければならない。

(4)、国民の救出、即ち拉致被害者救出
 
 北朝鮮は、謀略の国であり嘘によって獲物を得ようとする国である。従って、この度、北朝鮮がウランバートルにおいて、
横田滋さんと早紀江さんにお孫さんとの出会いを提供したことに関しては、危惧があったことは確かだ。
 
 しかし、横田さんご夫婦は、凛とした方で、孫に会いたさに北朝鮮の甘言に乗るようなご夫婦ではない。
 早紀江さんは、靖国の母のようなご婦人で、私情で発言されたことなど一度も見たことがない。いつも拉致被害者全員の救出を念じておられる。
 


この早紀江さんの関白がご亭主の滋さんなのだ。
 北朝鮮の甘言に乗るような、やわなご夫婦ではない。
 この十年間、ご夫婦は、北朝鮮からの「おじいちゃん、おばあちゃん、北朝鮮に来てください、会いたいです」という呼びかけに動じられなかった。
 だが、この度、思い決して、ウランバートルに行かれた。

 そして、お孫さん、ひ孫のあかちゃんに会われてからのご夫妻の笑顔を拝見したとき、危惧は消え、この笑顔は、拉致被害者全員の救出につながるものだと直感した。


 単に、自分だけが孫に会えたという笑顔ではなく、日本中に明るさをもたらす笑顔だったからだ。
 一輪の蕾の開花は、全山の満開につながる。
 ご夫婦の笑顔は、そう言う笑顔だった。

 その上で、全山の満開を実現するために、我らは、今何を覚悟して目指すべきか。
 
 それは、金体制を崩壊させることである。
 
 これが、全日本人被害者を救出する大道であるのみならず、
 二千万北朝鮮人民の幸せな人生を拓く道でもある。
 北朝鮮の金体制は、疲弊してきている。
 従って、ここ一層の経済制裁強化に進むべきである。
 
 現在、日朝赤十字会談が継続しているが、
こちらの出席者は赤十字でも、北朝鮮の出席者は赤十字の人間ではなく赤十字の精神とは無縁の人物、金体制の走狗だ。
 


この会談の議題は、日本人の遺骨の引渡だという。
 そして、この議題の内実は、一体の遺骨に対して金何円支払えである。
 つまり、北朝鮮は日本人の遺骨で外貨を稼ぎ体制の延命を画策しているのだ。
 


金体制の延命工作に断じて乗ってはならない。
 今は、遺骨よりも、生きている全被害者の救出方針をあくまで貫くことである。

 同時に、いざとなれば、如何にして拉致被害者を連れ戻すのか、 一番厳しい事態を想定して救出体制を練りに錬っておくべきである。つまり、特殊部隊の育成と強化である。