「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成25(2013)年9月13日(金曜日)
通巻第4019号
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習近平のすすめる「虎退治」は50年代の整風、反右派闘争の暗い血を連想
「石油派」狩りは紛れもない政変ではないのか
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在米華字紙の「博訊」は連日のように石油派粛正の背景を伝えている。ボスの蒋潔敏逮捕と連座した五人の高官にくわえ、現在までに拘束されているCNPC、ペトロチャイナの幹部は200人以上、取り調べを受けたのは1000名を超えている、という。
他のメディアも「その背後」にいる周永康の逮捕へいたるか、どうかが最大の関心事となっている。
英紙「フィナンシャルタイムズ」は「この『虎退治』(TIGER HUNTING)は1950年代に吹き荒れた血の粛清を連想する」と分析した(同紙電子版。9月13日付け)
どうやら中央委員会総会(11月)を前にして、中南海奥の院では凄まじい権力闘争が展開されている気配である。
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