どこで日本人の歴史観は歪んだのか | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。

「 占領軍の左翼ニューデイーラーの出現」

 もう一つの問題は、占領当局の官僚制度が確立されるにつれて、米国務省の当初の反日的姿勢を後ろ盾にして、占領軍の中の左翼ニューデイラー達が跳梁跋扈したことです。
 
 彼らは、日本の歴史と伝統に全く無知だということを自ら公言して、過去の日本は全て悪であり、民主主義を建設するためには、まず過去の伝統を破壊することを目標としました。


 ポツダム宣言で日本の民主主義の復活強化を考えた米英の先人達の意向など全く無視したわけです。
 
 そして言論の自由を謳ったポツダム宣言、明治憲法、新憲法、米国憲法のすべてに違反する徹底した言論統制によって、日本の過去は全て悪であり、占領軍と新憲法のお陰ではじめて日本が民主化したというプロパガンダを 各種報道に教育に徹底させました。 (略)

さすがに占領軍の中でも、これに顰蹙する声もあり、また、冷戦の進展に伴って日本の戦略的価値を再認識するワシントンや、占領軍内の現実主義者からの批判もあり、左翼ニューデイラー達の跋扈も1948年一杯までで終わりました。




 ところが日本を精神的、軍事的に弱体化しようという占領初期の国務省の政策の上に立った左翼ニューデイラー達の政策は、そのまま国際共産主義勢力とその影響下にあった日本の左翼に引き継がれることになります。




 冷戦時代の共産陣営の目的はいうまでもなく、世界における共産主義の勝利であり、日本について言えば、いざというときに日本を革命か軍事侵略によって取れるようにしておくことです。




 そのためには、日本人が精神的に、反戦、反軍であり、反国家的であればあるほど良く、自衛隊と安保条約は弱ければ弱いほど良いわけです。




 その影響下の左翼運動の中心が、いわゆる護憲勢力となり、左翼の影響力の下にあった新聞、放送、出版、教育の労組を通じて占領軍初期の政策をその後、半世紀以上引き継ぐことになります。




  そして、その結果である精神的昏迷が冷戦が終わった現在まで後を引いているわけです。




 その問題は、憲法、集団的自衛権、歴史教科書、靖国参拝、戦争裁判の効力などをめぐって、今でも日夜マスコミ、総合雑誌などで論じられている通りです。




 以上ここまで 、「どこで日本人の歴史観は歪んだのか」 どこで

より引用。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「どこで日本人の歴史観は歪んだのか」 岡崎冬彦著。海竜社。平成15年5月発行。



どこで日本人の歴史観は歪んだのか/岡崎 久彦
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 この本は、今から8年前に発行されたが、小生は現在の政治の危機をあまり想定していなかったが、著者は、その頃から気がついていて国民に訴えようとしたのだと思う。




 現在の我が国の政権を奪取した民主党政治家のかなりの者達は、共産主義イデオロギーを引き継いだ者たちである。


 彼らは、何故反軍、反戦、反日なのか。つまるところ、ソ連が崩壊したが、まだ中国共産党が健在であるから日本の共産化を果たして中国の子分になることを目標にしている。




 だから、自衛隊の予算を削り、軍事力を弱め革命が成就しやすいように国家解体を進めているのである。

 鳩山元首相や管首相の政治や行動や発言を見ていればわかるだろう。




 新聞、テレビ、出版、教育の労組員や在日朝鮮人は民主党の同士である。




 安部内閣の年金問題は、社会保険庁の労組の自治労組合員がいい加減な無責任な仕事をしていたから問題になった。マスコミはその原因を厳しく報道しなかった。



安部内閣の農林水産大臣の松岡利勝氏の事務所費追及は、執拗を極め、「なんとか還元水」とか造語を作り、ワイドショーで誇大に悪質な報道をしたため、自殺に追い込まれた。

 

 次に任命された赤城徳彦農林水産大臣も、事務所費の追求を受け「絆創膏会見」を悪意を以って報道された。

 特に朝日新聞の安部首相に対する悪意のある卑怯な報道は異常だった。

 

 これらのことが安部政権が選挙で負ける原因となった。



 同じマスコミが、民主党政権は彼らの同士だから沢山の問題を追求せず見逃している。



 麻生政権の中川昭一財務大臣の「酩酊記者会見」を悪意を以ってこれでもかと何度も報道した。酩酊の原因を確かめもせず、執拗に残忍に報道したため選挙で落選して自殺した。



 そして、国会の所信演説で麻生首相が、漢字一つ読み間違えたことを大騒ぎし、また、ホテルで飲食していることを贅沢だとか報道して首相が問題のある人物だと国民を洗脳した。良いことは、一つも報道しなかった。



 麻生首相も、中川大臣も政治家としての業績が多かったのに一つも報道しなかったのである。



 このことが選挙で自民党が敗北する原因であった。



 民主党の首相や大臣が国益を大きく損なっているのに批判を加えず無視している。マスコミは、同士である民主党が敗北することを恐れて情報を隠している。

 善良で信じ易い国民を騙してせっかく政権交代を果たしたのであるから手放すわけがない。



 我々国民は、民主党を倒した後は、今までのような根本問題を解決しない保守政治をやめさせねばならない。憲法、自衛権、国軍、歴史教科書、靖国や東京裁判などの歪んだ戦後問題を解決する保守政党を国民が後押しして支持し実現して行くことが求められていると思う。