先日の秋の午後,晴天の空のもと,紅葉の森林の中の道路を何処かわからん場所を歩いておったんです。自分が何処を目指しているのか明確にわかっておらん状態で,ただただ歩いておりました。
森林を抜けたところに,とても巨大なビルが突如現れました。
正直,このような道路やビルがこの森林の中で増殖していること自体全く知らん状態で歩いておったんです。
実を申しますと,自分の不確かな記憶では,前回この場所を訪れたのは,貞観年間869年の初夏のころと思われるのです。今から約1156年前のことになります。ですので,前回訪れた際には,道路もビルも圧倒的に(数量が)少ない状態だったのではないかと思われます。
ですから,とても不可思議な心持ちで道路を直進しておったのですが,その道路の延長線上にビルのエントランスがあったので,無意識のうちにそのビルの内部に入っておりました。
最初に目に付いたドアを開けて部屋の中に入りました。鍵はかかっていなかったようです。前回訪れたときには絶対になかったと思うのですが,その場所は明らかに自室でした。
自室は15㎡くらいの広さで,一人で過ごすにはちとだだっ広い感じの部屋でした。
部屋には大きめのベッドとその横に凹型の巨大なスクリーンが設置されていました。他には何も見当たりません。
ベッドに横たわり,スクリーンに指を軽く触れると,即座に何らかのOSが起ち上がり,海外から配信されている猫のライヴ・ストリーミングを映し出しました。いつも自宅で日常的に映し出しているものと同じものでした。
このストリーミングの画面には,十数匹の猫たちが映っていましたが,わたしのお気に入りは,何と言っても,Black&White Tiger柄の雄猫(2015年5月生まれ)です。
その猫は,いつもの定位置(世話人の女性が猫ご飯を用意するテーブルの手前に敷かれたシートの上)にいてはりました。所謂お得意の香箱座りでした。世話人の作業に対して最も邪魔になる場所を常に既に堂々と専有するのが,この猫の最大の特徴(特長)なのです。
十数秒後,スクリーンは自動的にこの猫をアップで映し出してくれ,恰も自分の目の前にいるかのような臨場感が感じられるようなアングルに変わりました。「手を伸ばすと触れそう」と思ってスクリーンに手を伸ばすと,実際にその猫に触れることができました。かなりびっくりしました。
どうやら猫に触れたと同時に,自分が瞬時にその場所に常に既に移動しておったようでした。
早速,猫の額や喉,背中などを撫でくりまわします。今まで夢にまで見た瞬間です。
すぐに喉を盛大にゴロゴロ鳴らして応えてくれはりました。やはりこの猫の強度は,予想していた通り只ものではありません。
海外(Ohio)にいてる猫に対して,このようなことができることにとても驚きましたが,そのことはすぐに忘れて,猫との触れ合いを楽しんだ次第でごわす。
《年の瀬》ぼた雪にちなんで































