梅雨を乗り越える | sanbikinokingyo

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ちょっとだけ個性のある子供との日々を書いています。悩みながらも、ゆっくり生きています。

こんにちは。
自閉症スペクトラムと診断された、真ん中ちゃんの成長を中心に、上の子下の子と親の五人の日々を書いています。 

★始まりはこちらをご覧ください★

https://ameblo.jp/sanbikinokingyo/entry-12041247103.html


★6月のブログです★

梅雨に入りました。

真ん中ちゃんとは、相性の悪い季節です。

雨だけではなく、曇の日も怖がる真ん中ちゃん。

真ん中ちゃんに話をしました。


私「あのね、1年の半分以上は、曇だよ。晴れ後曇とか、曇り後雨とか…。そしたら、真ん中ちゃんは、半分以上は学校にいけないんだよ照れ


真ん中「真ん中も、頑張りたいんだよ。でも、怖くなってくるの。」

私「そうか…。どうしたらいいかな…。」


そんな会話から数日後、


私「お仕事したいなぁ…。そしたら、上の子の大学の学費を稼げるのになぁ…。」

真ん中「ごめんね。」

私「真ん中ちゃんを責めてるんじゃないのよ。内職とか、真ん中ちゃんがいても出来る仕事があればな…って思ったの。自営業だったなら…とかね。手に職があれば…と、ママは悔やんでいます。」

真ん中「真ん中は、大きくなったらママとお仕事するの。」

私「一緒に…。あ、そうか。真ん中ちゃんも高校生になったら、アルバイトできるんだよ!ママとアルバイトしよう!一緒に上の子の大学の授業料を稼ごうか!3年後には高校生だよ!✨」


真ん中「え?本当?じゃあ、高校生になったら、バイトする!」


苦しいのは、あと3年。それまでは、なんとか上の子の大学費用を工面すればいいんだ。
大学の入学金、授業料、心配はたくさんあるけど、

"3年したら働ける"

そう考えると、何だか心が軽くなりました。

それからは、何日もシミュレーションと称したアルバイトごっこを、二人で始めました。


コンビニのアルバイトだったら…(ここからは、ごっこ遊びの中の会話です。)

ママ(店員1号)「いらっしゃいませ〜」
真ん中(店員2号)「(ペコリ)」
ママ「いらっしゃいませ〜」
(真ん中ちゃんの声マネで真ん中ちゃんが挨拶しない子だと思われないように助けている設定です)

レジ打ち

ピ、ピ、ピ

真ん中「お釣り○えんです。ありがとございました…」

私「すごいすごい!言えたね!」

そして雨の日のバイト。

真ん中「雨が怖い」

私「じゃあ、TELして休むって言って」

真ん中「もしもし、真ん中です。雨が怖いから休みます…」

店長(ママ)「真ん中ちゃん、もうお休み3回だから、ごめんね。辞めてもらいます。」


真ん中「キャ〜びっくり


同じように、色んなアルバイトごっこをやりました。
スーパーでのアルバイト(今は、お店でセルフレジができるので、セルフは真ん中ちゃんに全てさせています。)

お寿司屋さんや定食屋さん(おままごとセットとメモ紙を使って)

色んなお店のシミュレーションをしてきました。

でも、大体真ん中ちゃんは、休みが多くて辞めさせられました。(私が店長役で辞めさせてきました。)

(唯一、お寿司屋さんでは、お皿を運ぶのが怖くて運べず、一日でクビになりました。)

私「真ん中ちゃんは、もうたくさんクビになったね。ママは、まだ最後の寿司屋で働いてるよ。」

真ん中「ねぇ、お仕事では本当に辞めてって言われるの?」

私「そうだよ。お休みが多いと、困るからね。」


そんな話から、

私「だから、学校では曇でも雨でも頑張らないと、社会に出たら生活できなくなるんだよ。お給料がもらえないの。」

真ん中「…わかった…。ママと働きたいもん。」


私「そうだね!働けるように。今から頑張りましょう!いっぱい旅行行けるように✨」


その日から、学校にも曇の日も頑張って行くようにしました。

これはラッキーです爆笑