トムラウシ〜旭岳大縦走(3)
(2012.8.18~8.22)
四日目。
晴れ時々くもり。
午前3:30起床。まだ眠っているお向いさん夫婦に気遣いながら
身支度をはじめる。2階の若者もせっせと準備しているようだ。
お互い「気をつけて~」と声をかけ合い、4:45 出発。
忠別岳避難小屋よ、ありがとぉ~~~~~!
当然朝は気温が低いので、雪も硬くなっている・・・
アイゼン無しの雪渓歩行は苦手だよ~~~ん(泣)
20分程ハイマツやブッシュの中を歩いて、忠別岳避難小屋分岐まで出る。
昨日はこの道も雨のせいで長く感じたけど、今日は意外と早かった気が・・・
ちょっと歩いただけで暑くなってきた。インナーダウンを脱いで腰にまく。
さぁ、まずは忠別岳をめざしましょう!
一方が緩やかで一方が切立った非対称山稜で、特徴的。
遠くから見ても分りやすい。 ここから約1時間20分
がんばろ~。
忠別岳の登りから、さっきいた避難小屋と雪渓が見える。
忠別岳 (1962m)
じつは山頂で写真を撮り忘れてしまい、あまり記憶がない・・・
そういえば・・・
忠別岳付近、半径約2kmくらいの間、私のカメラに怪奇現象が!
最初は少し雨にぬれたせいかと思ったけど、どうもオカシイ・・・
避難小屋では真夜中に突然パッと電源がついてビックリした。
消してもまたすぐ付く・・・の繰り返し。
電源音はうるさいし液晶が明るくて迷惑なので、バッテリーを外した。
(最初からバッテリーを外せばよかったのね~・・・笑)
そして、この日も忠別岳まで、気付いたら勝手に電源が入ってる。
また~? どうしたんだろう? ・・・消しては付く、消しては付く・・・
10秒から1分間隔くらいで繰り返す・・・もうお手上げ!
買ったばかりなのに。不良品かな~?壊れたのかな~?と気が気でない。
そんなこんなで山歩きに集中できず、いつのまにか山頂へ!?
順調なタイムで6時20分頃に付いたのは記憶している。
忠別岳を超えて、北へ40分ほどいくと美しい忠別沼がみえてくる。
忠別沼は、エゾサンショウウオの生息地。
エゾシカの姿も見られるそうですが、どちらもお目にかかれず・・・
でも、お花も咲いてとってもビューティフル~。
そして、いよいよ高根ヶ原へ!
ヤマケイの雑誌に特集されていて、旦那さんがその写真に魅せられ、
歩いてみたい!と思ったのが、ここ高根ヶ原。
3時間ほどかけて広大な溶岩台地をゆく。
地図にはクマ注意の文字がいくつもあるんだけど・・・
手前の平ヶ岳はコマクサがたくさん咲くらしい。
もうすこし時季が早ければ他の高山植物ももっとキレイだっただろうな~
しっかし、さすが北海道ならでは!!という雄大な景色!!!
写真にぜんぜん収まりきれません!!!
「大雪山に登って、山岳の大きさを語れ」・・・といわれる所以。
たしかに、こんなに大きな山は見た事が無い・・・
見渡す限り、山と大地と空と雲・・・ 地球が丸いということがよくわかる
自分が自然の一部になる感覚がなんともいえない!
風のシンフォニーと鳥や動物達の声に耳をすませ、ただひたすら歩く。
来た道を振り返ると、ほんとよく歩いてきたなぁ~~~~っ と思う。
トムラウシ山が遠く遠くに見える・・・
王冠の形が特徴的で、この広い山並みの中でも一際存在感がある。
さぁ、ようやく白雲岳に近づいてきたぞ~。
右の雪渓の上に白雲岳避難小屋が見えてきた!わ~い!わかるかなぁ~?
実際見えているけど、これまた意外と遠い
30~40分かかる。
10:05 白雲岳避難小屋到着。
ふぅ~~~ひとまずお疲れ様!ここで昼食をとる。
とても眺望もよく小屋の前のテラスが素敵だったんだけど、
風が強かったので中でコンロを使わせていただいた。
ここの雪渓の水で作ったドリップコーヒーが絶品だ・・・とガイドブックに書いてあったので、是が非でも!と旦那さんは張り切って少し下ったテントサイトの水場まで汲みにいって、コーヒーをドリップ
ご満悦。
夏は管理人さんが常駐していて、いろいろ親切にしていただきました。
赤壁がかわいい小屋だったのに、またバタバタして写真を撮り忘れた。
小屋を出てちょっと登ったところから見たらこんな感じ!
11:00に小屋を出発して、白雲岳分岐まで30分の登り。
旭岳ロープウェーの最終便に間に合うよう、徐々にペースアップしなkれば!
まぁ順調にいけば大丈夫だと思うけど、あまり余裕はない。
11:36 白雲岳分岐。 ギョ!熊出没!?大きな看板が・・・
ここは四つ辻になっていて濃霧時は迷いやすいので注意。
時間がないので白雲岳登頂はパスして、
私たちが進む方向は・・・北海岳!←こっちだ!
さぁ、旅のエンディングも近づいてきた。
といっても、まだあと5時間半歩かなければ
北海岳→間宮岳→旭岳へ・・・
今日は長い一日やわぁ~~~っ
つづく。
四日目。
晴れ時々くもり。午前3:30起床。まだ眠っているお向いさん夫婦に気遣いながら
身支度をはじめる。2階の若者もせっせと準備しているようだ。
お互い「気をつけて~」と声をかけ合い、4:45 出発。
忠別岳避難小屋よ、ありがとぉ~~~~~!
当然朝は気温が低いので、雪も硬くなっている・・・
アイゼン無しの雪渓歩行は苦手だよ~~~ん(泣)
20分程ハイマツやブッシュの中を歩いて、忠別岳避難小屋分岐まで出る。
昨日はこの道も雨のせいで長く感じたけど、今日は意外と早かった気が・・・
ちょっと歩いただけで暑くなってきた。インナーダウンを脱いで腰にまく。
さぁ、まずは忠別岳をめざしましょう!
一方が緩やかで一方が切立った非対称山稜で、特徴的。
遠くから見ても分りやすい。 ここから約1時間20分
がんばろ~。忠別岳の登りから、さっきいた避難小屋と雪渓が見える。
忠別岳 (1962m)
じつは山頂で写真を撮り忘れてしまい、あまり記憶がない・・・

そういえば・・・
忠別岳付近、半径約2kmくらいの間、私のカメラに怪奇現象が!
最初は少し雨にぬれたせいかと思ったけど、どうもオカシイ・・・
避難小屋では真夜中に突然パッと電源がついてビックリした。
消してもまたすぐ付く・・・の繰り返し。
電源音はうるさいし液晶が明るくて迷惑なので、バッテリーを外した。
(最初からバッテリーを外せばよかったのね~・・・笑)
そして、この日も忠別岳まで、気付いたら勝手に電源が入ってる。
また~? どうしたんだろう? ・・・消しては付く、消しては付く・・・
10秒から1分間隔くらいで繰り返す・・・もうお手上げ!
買ったばかりなのに。不良品かな~?壊れたのかな~?と気が気でない。
そんなこんなで山歩きに集中できず、いつのまにか山頂へ!?
順調なタイムで6時20分頃に付いたのは記憶している。
忠別岳を超えて、北へ40分ほどいくと美しい忠別沼がみえてくる。
忠別沼は、エゾサンショウウオの生息地。
エゾシカの姿も見られるそうですが、どちらもお目にかかれず・・・
でも、お花も咲いてとってもビューティフル~。
そして、いよいよ高根ヶ原へ!
ヤマケイの雑誌に特集されていて、旦那さんがその写真に魅せられ、
歩いてみたい!と思ったのが、ここ高根ヶ原。
3時間ほどかけて広大な溶岩台地をゆく。
地図にはクマ注意の文字がいくつもあるんだけど・・・

手前の平ヶ岳はコマクサがたくさん咲くらしい。
もうすこし時季が早ければ他の高山植物ももっとキレイだっただろうな~
しっかし、さすが北海道ならでは!!という雄大な景色!!!
写真にぜんぜん収まりきれません!!!
「大雪山に登って、山岳の大きさを語れ」・・・といわれる所以。
たしかに、こんなに大きな山は見た事が無い・・・
見渡す限り、山と大地と空と雲・・・ 地球が丸いということがよくわかる

自分が自然の一部になる感覚がなんともいえない!
風のシンフォニーと鳥や動物達の声に耳をすませ、ただひたすら歩く。
来た道を振り返ると、ほんとよく歩いてきたなぁ~~~~っ と思う。
トムラウシ山が遠く遠くに見える・・・
王冠の形が特徴的で、この広い山並みの中でも一際存在感がある。
さぁ、ようやく白雲岳に近づいてきたぞ~。
右の雪渓の上に白雲岳避難小屋が見えてきた!わ~い!わかるかなぁ~?
実際見えているけど、これまた意外と遠い
30~40分かかる。10:05 白雲岳避難小屋到着。
ふぅ~~~ひとまずお疲れ様!ここで昼食をとる。
とても眺望もよく小屋の前のテラスが素敵だったんだけど、
風が強かったので中でコンロを使わせていただいた。
ここの雪渓の水で作ったドリップコーヒーが絶品だ・・・とガイドブックに書いてあったので、是が非でも!と旦那さんは張り切って少し下ったテントサイトの水場まで汲みにいって、コーヒーをドリップ
ご満悦。夏は管理人さんが常駐していて、いろいろ親切にしていただきました。
赤壁がかわいい小屋だったのに、またバタバタして写真を撮り忘れた。
小屋を出てちょっと登ったところから見たらこんな感じ!
11:00に小屋を出発して、白雲岳分岐まで30分の登り。
旭岳ロープウェーの最終便に間に合うよう、徐々にペースアップしなkれば!
まぁ順調にいけば大丈夫だと思うけど、あまり余裕はない。
11:36 白雲岳分岐。 ギョ!熊出没!?大きな看板が・・・
ここは四つ辻になっていて濃霧時は迷いやすいので注意。
時間がないので白雲岳登頂はパスして、
私たちが進む方向は・・・北海岳!←こっちだ!
さぁ、旅のエンディングも近づいてきた。
といっても、まだあと5時間半歩かなければ

北海岳→間宮岳→旭岳へ・・・
今日は長い一日やわぁ~~~っ

つづく。
トムラウシ〜旭岳大縦走(2)
(2012.8.18~8.22)
三日目。
朝3時半、目覚ましが鳴るも、外は強風。
テントが時折あおられ飛ばされるんじゃないかと思うほど・・・
「あかん、まだ出られへんなぁ~・・・もうちょっと寝よか・・・」
4時半、まだ風も強く、あたりは真っ白・・・視界不良。
早朝に往復50分のトムラウシ山頂にアタックする予定だったけど、
私は強風の中、無理して登るのはちょっと・・・引き続き体力温存のためパス。
旦那はもぞもぞ起きて、「やっぱり昨日のうちに登っておくべきだった・・・」と
ブツブツ愚痴を言いながら準備を始める。
予報では、曇り時々雨・・・くらいだったのに、やっぱり山の天気は難しい。
トムラウシ山 標高2141m。
南沼のテント場から往復50分。旦那だけ登頂。
私はその間、戻ってきたら出発できるよう、エアマットやシュラフ等お片付け。
5時50分。片付けが終わろうというところに旦那が帰還。
しかし、雨がポツポツ・・・降り出した
テントも片付けようと思っていたけどやめて、またテントの中へ。
「う~~~ん、どうしよっか・・・」 地図を広げて緊急会議。
予定では今日気合いを入れて約20km白雲岳まで行くつもりだったけど、
すでに出発が遅れているし、この天候じゃ到底無理
とりあえず、忠別岳の避難小屋まで頑張って行こう!・・・
最終日キツい行程になるけど仕方ない、それしか道はない!と、決断。
それでも約11km。決してラクではないけど、それほど急ぐこともないので、
もう少し雨の様子をみて待機。一時かなり激しく暴風雨になり、
まさにテントの中にも暗雲が立ちこめる。
7時45分頃。ようやく小雨に。
風もすこしマシになったので、「よし!今だっ!」と外へ飛び出し、
テントを片付ける。 8時出発。
南沼から北沼までトムラウシ山の巻き道を30分・・・岩礫地帯がつづく。
さらにその先にはもっと岩だらけのロックガーデンが・・・
視界が悪くて、迷いそう。
目をこらしてペンキの印や蛍光のリボンを探しながら慎重に進む・・・
9時25分頃ロックガーデン付近を通り、10時35分にこの小さな沼を通過。
沼も天気がよければきっと綺麗なんだろうなぁ~と思いながら横切る。
途中、「日本庭園」と称される素晴らしい風景も、
残念ながら写真には収められなかった。相変わらず、雨は降ったりやんだり。
11時10分 天沼に到着。
コースタイムでは北沼から天沼まで1時間10分のところ、
途中の休憩もいれて倍以上の2時間40分かかった
朝ご飯はテントの中でバナナとパンの残りを食べただけだったので、
少し早めの昼ごはん。 沼の水を煮沸してレトルトのパスタと御飯。
11時50分ふたたび出発。
アイヌの人たちは大雪山をカムイミンタラ=アイヌ語で、神々の遊ぶ庭
と呼んでいて、この先のエリアはまさに「神々の庭」「神遊びの庭」と地図にも
書かれてあるところ。 あぁ・・・天気が良ければ、
さぞ素晴らしい景色が見られたのに・・・残念
化雲岳山頂へは行かず、巻き道で短縮。
13時20分頃、また雨足が強くなってきた!
チョットの間、ハイマツの中に潜るように身を隠す。
う~ん、あんまり隠れてないけど、少しは雨除けに。
レインコートのズボンがビッショリなのが写真でもわかる?
もう撥水機能も限界!腕のあたりも滲みて中のフリースも濡れてきた
五色岳へと向かう木道。
このあたり一帯、化雲平から五色ヶ原にかけて美しいお花畑で、
ここから見るトムラウシ山は最高のビューポイントらしい。
例えば、こんな感じ(ネットから写真を拝借)
おそらくもう少し先から振り返ってトムラウシを見た景色。
めちゃくちゃ絶景や~~~っ 見たかったぁ~~~(泣)
木道を過ぎると、今度はハイマツの群生地。
ナナカマドやミヤマハンノキなどのブッシュ・・・
地図には枝払い整備していると書いてるけど、こんな状態。
まるで洗車機の中を通るみたいに、右も左も全身で枝をかきわけ進む。
<早朝は朝霧に濡れるので好天でも雨衣着用>との注意書きもある。
14時25分 五色岳(1868m)到着。 雨は止んだけど展望ゼロ。
さぁ、避難小屋まであと1時間半・・・がんばって歩かなければ!
実はさっき木道のところでも、クマの足跡があったんだけど、
今度は道の真ん中に、大きな落とし物が・・・
ふ~ん、・・・と無視は出来ないっ
えっ・・・これもなんかまだ新しい感じ・・・やめてよね~、出てこないでね~、
熊除けの鈴も雨音にかき消されるんじゃないかと心配になり、
必要以上に手で鳴らしながら歩く。
ようやく、忠別岳避難小屋が見えて来た!・・・けど、雪渓が・・・
うぅ~~~これ渡らなきゃ今夜の寝床には辿り着けないのね・・・
それほど堅くはないけど、場所によっては油断するとツルンと滑りそうになる。
へっぴり腰で一歩一歩確かめながら慎重に渡る。
扉を開けると、先にひとり白雲岳の方からきた若者がテントを乾かしていた。
彼は2階に陣取り、私たちは1階に寝床をつくることに。
すると、すぐまた扉が開いて、同じく白雲岳の方から来たという
同世代くらいの夫婦がやってきた。
嫁「もう~~~だからやめとこうって言ったのに・・・」
夫「いやぁ~~~ちょっと甘かったなぁ・・・」
嫁「ちょっと、どこで絞ってんの!(怒)」
夫「え?・・・あ・・・」 と、怒られて濡れたものを外へ絞りにいく旦那。
会話を聞いていると、かかあ天下のなかなか面白いカップル。
どうやら関西の人っぽかったけど、あんまり話しかけると
私たちも怒られそうで遠慮した・・・(笑)
私たちは初めての避難小屋泊。
とりあえず、乾きそうにないけど濡れた衣類やタオルを干す。
私はザックの中に入れていた予備のインナーダウンが濡れてしまいショック。
着替えてシュラフ(寝袋)にくるまり温まった。
ふう~~~。 予想以上の雨に降られて、ひどい目にあった。
まぁ無事に避難小屋にたどり着けたから良かったけど、
旅の行程に余裕があるなら雨の時は行動しないのが一番。
まだ記憶に新しい2009年7月に起きたトムラウシ山遭難事故。
私たちは同じルートの逆コース。同じく悪天候。
これがもし7月だったら・・・ 考えると他人事ではない。
レインコートも機能オーバーで中まで濡れてしまったし、
きっと寒くて私も低体温症になっていたかも・・・。
しかも、雨の中、岩場もたくさんあるこのハードな道程、
彼らは登山三日目の疲れた体には相当キツかったはず。
辛かっただろうなぁ~・・・無念だっただろうなぁ~・・・
と、実際に歩いてみて、初めてその痛みがわかった。
私たちも反省点がいっぱい。
今回あたらめて、地図上では読み取れない山の険しさを思い知らされ、
歩いてみて初めてわかる地形の複雑さ、
天候によってかなり左右される歩行タイム、
パッキング方法、もっと荷物選びを徹底すること・・・などなど、
本当に、いろいろと勉強になった。
幸い、天気は良くなりそう・・・
最終日もかなり無茶な行程ではあるけれど、
しっかり朝早起きして何が何でもゴールに辿り着かなければ・・・
気をひきしめて眠りについた。
つづく。
三日目。
朝3時半、目覚ましが鳴るも、外は強風。
テントが時折あおられ飛ばされるんじゃないかと思うほど・・・
「あかん、まだ出られへんなぁ~・・・もうちょっと寝よか・・・」

4時半、まだ風も強く、あたりは真っ白・・・視界不良。
早朝に往復50分のトムラウシ山頂にアタックする予定だったけど、
私は強風の中、無理して登るのはちょっと・・・引き続き体力温存のためパス。
旦那はもぞもぞ起きて、「やっぱり昨日のうちに登っておくべきだった・・・」と
ブツブツ愚痴を言いながら準備を始める。
予報では、曇り時々雨・・・くらいだったのに、やっぱり山の天気は難しい。
トムラウシ山 標高2141m。
南沼のテント場から往復50分。旦那だけ登頂。
私はその間、戻ってきたら出発できるよう、エアマットやシュラフ等お片付け。
5時50分。片付けが終わろうというところに旦那が帰還。
しかし、雨がポツポツ・・・降り出した

テントも片付けようと思っていたけどやめて、またテントの中へ。
「う~~~ん、どうしよっか・・・」 地図を広げて緊急会議。
予定では今日気合いを入れて約20km白雲岳まで行くつもりだったけど、
すでに出発が遅れているし、この天候じゃ到底無理

とりあえず、忠別岳の避難小屋まで頑張って行こう!・・・
最終日キツい行程になるけど仕方ない、それしか道はない!と、決断。
それでも約11km。決してラクではないけど、それほど急ぐこともないので、
もう少し雨の様子をみて待機。一時かなり激しく暴風雨になり、
まさにテントの中にも暗雲が立ちこめる。
7時45分頃。ようやく小雨に。
風もすこしマシになったので、「よし!今だっ!」と外へ飛び出し、
テントを片付ける。 8時出発。
南沼から北沼までトムラウシ山の巻き道を30分・・・岩礫地帯がつづく。
さらにその先にはもっと岩だらけのロックガーデンが・・・
視界が悪くて、迷いそう。
目をこらしてペンキの印や蛍光のリボンを探しながら慎重に進む・・・
9時25分頃ロックガーデン付近を通り、10時35分にこの小さな沼を通過。
沼も天気がよければきっと綺麗なんだろうなぁ~と思いながら横切る。
途中、「日本庭園」と称される素晴らしい風景も、
残念ながら写真には収められなかった。相変わらず、雨は降ったりやんだり。
11時10分 天沼に到着。
コースタイムでは北沼から天沼まで1時間10分のところ、
途中の休憩もいれて倍以上の2時間40分かかった

朝ご飯はテントの中でバナナとパンの残りを食べただけだったので、
少し早めの昼ごはん。 沼の水を煮沸してレトルトのパスタと御飯。
11時50分ふたたび出発。
アイヌの人たちは大雪山をカムイミンタラ=アイヌ語で、神々の遊ぶ庭
と呼んでいて、この先のエリアはまさに「神々の庭」「神遊びの庭」と地図にも
書かれてあるところ。 あぁ・・・天気が良ければ、
さぞ素晴らしい景色が見られたのに・・・残念
化雲岳山頂へは行かず、巻き道で短縮。
13時20分頃、また雨足が強くなってきた!
チョットの間、ハイマツの中に潜るように身を隠す。
う~ん、あんまり隠れてないけど、少しは雨除けに。
レインコートのズボンがビッショリなのが写真でもわかる?
もう撥水機能も限界!腕のあたりも滲みて中のフリースも濡れてきた

五色岳へと向かう木道。
このあたり一帯、化雲平から五色ヶ原にかけて美しいお花畑で、
ここから見るトムラウシ山は最高のビューポイントらしい。
例えば、こんな感じ(ネットから写真を拝借)

おそらくもう少し先から振り返ってトムラウシを見た景色。
めちゃくちゃ絶景や~~~っ 見たかったぁ~~~(泣)
木道を過ぎると、今度はハイマツの群生地。
ナナカマドやミヤマハンノキなどのブッシュ・・・
地図には枝払い整備していると書いてるけど、こんな状態。
まるで洗車機の中を通るみたいに、右も左も全身で枝をかきわけ進む。
<早朝は朝霧に濡れるので好天でも雨衣着用>との注意書きもある。
14時25分 五色岳(1868m)到着。 雨は止んだけど展望ゼロ。
さぁ、避難小屋まであと1時間半・・・がんばって歩かなければ!
実はさっき木道のところでも、クマの足跡があったんだけど、
今度は道の真ん中に、大きな落とし物が・・・
ふ~ん、・・・と無視は出来ないっ

えっ・・・これもなんかまだ新しい感じ・・・やめてよね~、出てこないでね~、
熊除けの鈴も雨音にかき消されるんじゃないかと心配になり、
必要以上に手で鳴らしながら歩く。

ようやく、忠別岳避難小屋が見えて来た!・・・けど、雪渓が・・・
うぅ~~~これ渡らなきゃ今夜の寝床には辿り着けないのね・・・

それほど堅くはないけど、場所によっては油断するとツルンと滑りそうになる。
へっぴり腰で一歩一歩確かめながら慎重に渡る。
扉を開けると、先にひとり白雲岳の方からきた若者がテントを乾かしていた。
彼は2階に陣取り、私たちは1階に寝床をつくることに。
すると、すぐまた扉が開いて、同じく白雲岳の方から来たという
同世代くらいの夫婦がやってきた。
嫁「もう~~~だからやめとこうって言ったのに・・・」
夫「いやぁ~~~ちょっと甘かったなぁ・・・」
嫁「ちょっと、どこで絞ってんの!(怒)」
夫「え?・・・あ・・・」 と、怒られて濡れたものを外へ絞りにいく旦那。
会話を聞いていると、かかあ天下のなかなか面白いカップル。
どうやら関西の人っぽかったけど、あんまり話しかけると
私たちも怒られそうで遠慮した・・・(笑)
私たちは初めての避難小屋泊。
とりあえず、乾きそうにないけど濡れた衣類やタオルを干す。
私はザックの中に入れていた予備のインナーダウンが濡れてしまいショック。
着替えてシュラフ(寝袋)にくるまり温まった。
ふう~~~。 予想以上の雨に降られて、ひどい目にあった。
まぁ無事に避難小屋にたどり着けたから良かったけど、
旅の行程に余裕があるなら雨の時は行動しないのが一番。
まだ記憶に新しい2009年7月に起きたトムラウシ山遭難事故。
私たちは同じルートの逆コース。同じく悪天候。
これがもし7月だったら・・・ 考えると他人事ではない。
レインコートも機能オーバーで中まで濡れてしまったし、
きっと寒くて私も低体温症になっていたかも・・・。
しかも、雨の中、岩場もたくさんあるこのハードな道程、
彼らは登山三日目の疲れた体には相当キツかったはず。
辛かっただろうなぁ~・・・無念だっただろうなぁ~・・・
と、実際に歩いてみて、初めてその痛みがわかった。
私たちも反省点がいっぱい。
今回あたらめて、地図上では読み取れない山の険しさを思い知らされ、
歩いてみて初めてわかる地形の複雑さ、
天候によってかなり左右される歩行タイム、
パッキング方法、もっと荷物選びを徹底すること・・・などなど、
本当に、いろいろと勉強になった。
幸い、天気は良くなりそう・・・
最終日もかなり無茶な行程ではあるけれど、
しっかり朝早起きして何が何でもゴールに辿り着かなければ・・・
気をひきしめて眠りについた。
つづく。
トムラウシ〜旭岳大縦走(1)
「 富士山に登って 山岳の高さを語れ。
大雪山に登って 山岳の 大 ( おおい)さを語れ。」
1923 年(大正12年)に大雪山を踏破し、桂月岳の名でも知られる
文人の大町桂月が残した有名な言葉・・・。
富士山は3度登ったし(登頂は2度)、
山を語るには、大雪山にも登らなければ
そう・・・あれは17年前。
「おはよう朝日です」のロケで大雪山の主峰・旭岳に行きたい!と
自らリクエストして登った初めての2000mを超える山。
雲海と煌めく湖、360度見渡せる大地と山々にとても感動した。
ただ、その時は、旭岳のみだったので、
桂月さんのいう大雪山の「大きさ」とやらは、まだ体験していない。
いつか、またいつか絶対登ろう・・・と思っていた。
そこで浮上した夏休み計画!
「大雪山 トムラウシ~旭岳大縦走」


(2012.8.18~8.22)
本当に行けるのかなぁ・・・
総距離約45km、一日の平均歩行時間は10時間あまり。まさに体力勝負。
出発5日前に急性胃腸炎になり、なんとか体調を戻したものの
不安が頭をかすめる。こうなったら気合いだ!自分がこれまで
あらゆる山で発揮してきた自慢の体力と根性を信じるしかない
一日目。 朝イチ、神戸空港から新千歳空港へ飛び、
JRに乗り換えて南千歳から「スーパーとかち3号」で新得まで1時間半。
午後12:30頃、新得駅に到着。
「新得そば」が有名らしく、駅前の蕎麦屋さんで昼食をとり、
地元のスーパーで夜のおかずと、明日の朝ごはん、行動食などを買い出し。
そして、夏の間1日2便運行しているトムラウシ温泉行きのバスに乗車。
お客は私たち二人のみ(笑) 「自由に使って~」と、気のいいドライバーさん。
いろいろ話を聞きながら、途中、鹿2頭、キタキツネは7匹も見れた!
ガタガタ道もあり、お尻が浮く道も!なかなかアドベンチャーなバスだ!
1時間半ゆられてトムラウシ温泉に到着。
バスを降りたところ、国民宿舎からテント場までちょっと遠いことが判明し、
先にテントを設営するか、お風呂に入るか少しもめる。(笑)
確かにテント設営にも一汗かくだろうし、御飯を食べてから風呂に・・・
普通なら私もそうしたいけれど、病み上がりだし少しでも体力を温存したい!
片道20分の距離を何度も往復するのは勘弁してぇ・・・とお願いし、
先に国民宿舎でひとっ風呂浴びることに。
露天風呂気持ちよかったぁ~
夕方、涼しくなってテント設営にも汗をかくこともなく・・・
トイレも新しくて綺麗だし、テーブルもあるし、立派な野営場でとても快適。
二日目。
朝、4時半起床。 目覚めのコーヒー& 私は胃に優しい?コーンスープで。
今回、私は山ヤカンを!旦那はコーヒーフィルター!を新たに購入し持参
うふふ。このあともヤカンが大活躍!かわいくて頼りになる奴です。
さぁ、いざ出発! テントの片付けやらなんだかんだ予定外に時間がかかり、
結局6時半、ちょっと遅いスタート。ぼちぼち行きましょ。
トムラウシ温泉登山口から短縮コース登山口の分岐まで 3、3 km。
かなり足下は悪く、荒れた道。しかも標高650mから1000mまで急坂。
小刻みにアップダウンを繰り返し、900m付近からなかなか抜け出せない。
荷物も重くスローペース。地図の表示タイム通り、きっちり2時間かかった。
10分休憩。
さらに、標高1270mのカムイ天上まで1時間10分。
ハードだけど、なんだか山に入るとやたら調子がよくなってきた。
自分でも半信半疑ながら・・・けっこうイケるかも
9:50 カムイ天上。
ぬかるみに足を取られないよう必死で歩いていたら、
旦那が脇道にクマの足跡を発見!ゲゲッ!!!
この足跡、まだ新しいんちゃうん?? 近くにいるかも!?
だいじょうぶ・・・。だいじょうぶ・・・。と心の中で唱えながら、
早く進みたいけど、グジョグジョ、ドロドロの道に悪戦苦闘。
大幅にタイムオーバー。
視界も開けて道も少しマシになってきたけど、
次のポイントまで遠いなぁ~・・・
ササの道から大きな石がゴロゴロした階段状の道に変化し、沢へ下りていく。
その途中すれ違った日帰り登山のいかにも慣れた感じの熟年登山者が、
「さっき沢に小熊がいたよ、近くに母熊もいるかもしれない。
もし遭遇したら勇気ある撤退を!」と忠告してくれた。 そ、そんなぁ~
ドキドキしながら沢へ向かう。
12:20 コマドリ沢分岐。
よかったぁ~~~人がいっぱいいて(笑)熊はいないっ!登山者の憩いの場。
でも、油断は出来ないので、さっそくお昼御飯の準備。
水はめちゃくちゃ冷たくて、思わず顔をバシャバシャ洗う。
下の方で、靴の泥も洗い流してスッキリ!
この先のテント場では水が確保できるか分らないので、このキレイな沢の水を
余分に汲んでおこう。荷物が重くなるのは辛いけど・・・
御飯を食べて生き返る。のんびりしていると、皆つぎつぎ出発して人がいなく
なった。ヤバイ!と思ったけど、またすぐ上から人が下りてきてホッ。
でも、先を急がなければ・・・
13:20 コマドリ沢出発。
ここからグンっと景色が変わってくる!でもキツイ岩礫地帯が待っている!
でもナキウサギの生息地で可愛い姿に会えるかも!
まさに飴とムチ~~~っ(笑)
ナキウサギの鳴声に時折癒されながら、
14:47 ようやく前トム平に到着。
でもまだあと2時間
あるので、通過して、先を急ぐ。
トムラウシ山の東斜面には少し雪渓が残っている。
そして、雲上のお花畑が広がります!
15:40 トムラウシ公園。しばし、可愛いお花達に癒される。
が、しかし! またこのあと、すんごい岩場が現われる
必死なので写真撮影不可。恐るべしトムラウシ!これほど厳しい山だとは・・・
ちょっと甘くみていた。約1時間程どうにかこうにか岩場をくぐり抜け、
歩きやすい道に戻ったところで・・・
目の前にエゾシマリスが出現!
草花の先に手をかけて背伸びしてモグモグ勢い良く食べている!
でも動きがすばしっこくて写真になかなか収められない!
私は必死にレンズで追っても、しっぽだけ!とか、後ろ姿!とか・・・
ようやく旦那が捉えた一枚
頬がパンパン(笑) くいしんぼうやなぁ~
17:10 南沼キャンプ指定地。
なんとか日が暮れる前に到着した・・・
はぁ~~~遠かったぁ~~~、キツかったぁ~~~、疲れたぁ~~~。
まずは、寝床を作らなければ・・・。テント泊はこれが辛い!
旅館ならすぐ畳にゴロ~ンと出来るけど、そういう訳にはいかない(泣)
学生達のテントが2張り、その奥に1張り・・・私たちいれて4組くらいか・・・
やはり大雪山のピークは7月から8月上旬のようですね。
トムラウシの頂を眺めながら、ビールで乾杯!
缶のまま飲みたくないというこだわりで、
無印で見つけたプラスティックの半透明のミニグラス! いいねっ
まだ初日。とにかく少しでも体力回復しなければ・・・
食事を終えると、すぐにテントにもぐり込む。
夜になると雲に覆われ、あたり一面真っ白に。
星も見えないので、もう寝るしかない!8時就寝。
旦那さんは前々日睡眠2時間だったし、
重い荷物でかなり体力も消耗。5秒で眠りに落ちた。
いいなぁ~~~すぐに寝れて・・・しかも熟睡。
私は夜中じゅう風がゴーゴー鳴っていて、あまり眠れなかった
心身共に緊張と疲労、同時に興奮状態でもあったし・・・
さぁ、少しでも寝て明日も気合い入れて頑張らなければ
まだこの時は、更なる難関が待っているとは知らず・・・
おやすみ。つづく。
大雪山に登って 山岳の 大 ( おおい)さを語れ。」
1923 年(大正12年)に大雪山を踏破し、桂月岳の名でも知られる
文人の大町桂月が残した有名な言葉・・・。
富士山は3度登ったし(登頂は2度)、
山を語るには、大雪山にも登らなければ

そう・・・あれは17年前。
「おはよう朝日です」のロケで大雪山の主峰・旭岳に行きたい!と
自らリクエストして登った初めての2000mを超える山。
雲海と煌めく湖、360度見渡せる大地と山々にとても感動した。
ただ、その時は、旭岳のみだったので、
桂月さんのいう大雪山の「大きさ」とやらは、まだ体験していない。
いつか、またいつか絶対登ろう・・・と思っていた。
そこで浮上した夏休み計画!
「大雪山 トムラウシ~旭岳大縦走」


(2012.8.18~8.22)
本当に行けるのかなぁ・・・
総距離約45km、一日の平均歩行時間は10時間あまり。まさに体力勝負。
出発5日前に急性胃腸炎になり、なんとか体調を戻したものの
不安が頭をかすめる。こうなったら気合いだ!自分がこれまで
あらゆる山で発揮してきた自慢の体力と根性を信じるしかない

一日目。 朝イチ、神戸空港から新千歳空港へ飛び、
JRに乗り換えて南千歳から「スーパーとかち3号」で新得まで1時間半。
午後12:30頃、新得駅に到着。
「新得そば」が有名らしく、駅前の蕎麦屋さんで昼食をとり、
地元のスーパーで夜のおかずと、明日の朝ごはん、行動食などを買い出し。
そして、夏の間1日2便運行しているトムラウシ温泉行きのバスに乗車。
お客は私たち二人のみ(笑) 「自由に使って~」と、気のいいドライバーさん。
いろいろ話を聞きながら、途中、鹿2頭、キタキツネは7匹も見れた!
ガタガタ道もあり、お尻が浮く道も!なかなかアドベンチャーなバスだ!
1時間半ゆられてトムラウシ温泉に到着。
バスを降りたところ、国民宿舎からテント場までちょっと遠いことが判明し、
先にテントを設営するか、お風呂に入るか少しもめる。(笑)
確かにテント設営にも一汗かくだろうし、御飯を食べてから風呂に・・・
普通なら私もそうしたいけれど、病み上がりだし少しでも体力を温存したい!
片道20分の距離を何度も往復するのは勘弁してぇ・・・とお願いし、
先に国民宿舎でひとっ風呂浴びることに。
露天風呂気持ちよかったぁ~
夕方、涼しくなってテント設営にも汗をかくこともなく・・・
トイレも新しくて綺麗だし、テーブルもあるし、立派な野営場でとても快適。
二日目。
朝、4時半起床。 目覚めのコーヒー& 私は胃に優しい?コーンスープで。
今回、私は山ヤカンを!旦那はコーヒーフィルター!を新たに購入し持参

うふふ。このあともヤカンが大活躍!かわいくて頼りになる奴です。
さぁ、いざ出発! テントの片付けやらなんだかんだ予定外に時間がかかり、
結局6時半、ちょっと遅いスタート。ぼちぼち行きましょ。
トムラウシ温泉登山口から短縮コース登山口の分岐まで 3、3 km。
かなり足下は悪く、荒れた道。しかも標高650mから1000mまで急坂。
小刻みにアップダウンを繰り返し、900m付近からなかなか抜け出せない。
荷物も重くスローペース。地図の表示タイム通り、きっちり2時間かかった。
10分休憩。
さらに、標高1270mのカムイ天上まで1時間10分。
ハードだけど、なんだか山に入るとやたら調子がよくなってきた。
自分でも半信半疑ながら・・・けっこうイケるかも

9:50 カムイ天上。
ぬかるみに足を取られないよう必死で歩いていたら、
旦那が脇道にクマの足跡を発見!ゲゲッ!!!
この足跡、まだ新しいんちゃうん?? 近くにいるかも!?
だいじょうぶ・・・。だいじょうぶ・・・。と心の中で唱えながら、
早く進みたいけど、グジョグジョ、ドロドロの道に悪戦苦闘。
大幅にタイムオーバー。
視界も開けて道も少しマシになってきたけど、
次のポイントまで遠いなぁ~・・・
ササの道から大きな石がゴロゴロした階段状の道に変化し、沢へ下りていく。
その途中すれ違った日帰り登山のいかにも慣れた感じの熟年登山者が、
「さっき沢に小熊がいたよ、近くに母熊もいるかもしれない。
もし遭遇したら勇気ある撤退を!」と忠告してくれた。 そ、そんなぁ~

ドキドキしながら沢へ向かう。
12:20 コマドリ沢分岐。
よかったぁ~~~人がいっぱいいて(笑)熊はいないっ!登山者の憩いの場。
でも、油断は出来ないので、さっそくお昼御飯の準備。
水はめちゃくちゃ冷たくて、思わず顔をバシャバシャ洗う。
下の方で、靴の泥も洗い流してスッキリ!
この先のテント場では水が確保できるか分らないので、このキレイな沢の水を
余分に汲んでおこう。荷物が重くなるのは辛いけど・・・
御飯を食べて生き返る。のんびりしていると、皆つぎつぎ出発して人がいなく
なった。ヤバイ!と思ったけど、またすぐ上から人が下りてきてホッ。
でも、先を急がなければ・・・
13:20 コマドリ沢出発。
ここからグンっと景色が変わってくる!でもキツイ岩礫地帯が待っている!
でもナキウサギの生息地で可愛い姿に会えるかも!
まさに飴とムチ~~~っ(笑)
ナキウサギの鳴声に時折癒されながら、
14:47 ようやく前トム平に到着。
でもまだあと2時間
あるので、通過して、先を急ぐ。トムラウシ山の東斜面には少し雪渓が残っている。
そして、雲上のお花畑が広がります!
15:40 トムラウシ公園。しばし、可愛いお花達に癒される。
が、しかし! またこのあと、すんごい岩場が現われる

必死なので写真撮影不可。恐るべしトムラウシ!これほど厳しい山だとは・・・
ちょっと甘くみていた。約1時間程どうにかこうにか岩場をくぐり抜け、
歩きやすい道に戻ったところで・・・
目の前にエゾシマリスが出現!
草花の先に手をかけて背伸びしてモグモグ勢い良く食べている!
でも動きがすばしっこくて写真になかなか収められない!
私は必死にレンズで追っても、しっぽだけ!とか、後ろ姿!とか・・・
ようやく旦那が捉えた一枚
頬がパンパン(笑) くいしんぼうやなぁ~
17:10 南沼キャンプ指定地。
なんとか日が暮れる前に到着した・・・
はぁ~~~遠かったぁ~~~、キツかったぁ~~~、疲れたぁ~~~。
まずは、寝床を作らなければ・・・。テント泊はこれが辛い!
旅館ならすぐ畳にゴロ~ンと出来るけど、そういう訳にはいかない(泣)
学生達のテントが2張り、その奥に1張り・・・私たちいれて4組くらいか・・・
やはり大雪山のピークは7月から8月上旬のようですね。
トムラウシの頂を眺めながら、ビールで乾杯!
缶のまま飲みたくないというこだわりで、
無印で見つけたプラスティックの半透明のミニグラス! いいねっ

まだ初日。とにかく少しでも体力回復しなければ・・・
食事を終えると、すぐにテントにもぐり込む。
夜になると雲に覆われ、あたり一面真っ白に。
星も見えないので、もう寝るしかない!8時就寝。

旦那さんは前々日睡眠2時間だったし、
重い荷物でかなり体力も消耗。5秒で眠りに落ちた。
いいなぁ~~~すぐに寝れて・・・しかも熟睡。
私は夜中じゅう風がゴーゴー鳴っていて、あまり眠れなかった

心身共に緊張と疲労、同時に興奮状態でもあったし・・・
さぁ、少しでも寝て明日も気合い入れて頑張らなければ

まだこの時は、更なる難関が待っているとは知らず・・・
おやすみ。つづく。