宮城県仙台市の青麻神社。
社伝によると852年に山城国より移ってきた穂積氏が、土地の人々に麻の栽培を教え、そして一族が尊崇する日、月、星の三光神を祀ったのが始まりだとされる。
「三光(三つの光)」という時点で、光側の代表者であるサナト・クマラ(スサノオ)、レディ・ヴィーナス・クマラ(スサノオの妻)、サナンダ・クマラ(大国主)の三者を祀ってるんでしょ?と言いたくなるが、それでは謎解きにならないので丁寧に紐解きたい。
穂積氏について調べてみると、ニギハヤヒが祖先とされるとのこと。
ニギハヤヒは大国主である。
そして、「麻の栽培」というキーワードから、忌部氏との繋がりもあるように感じる。
大国主は蘇我氏であるが、蘇我氏と忌部氏は「=」なのではないかと私は感じている。
忌部氏(蘇我氏)の匂いのする穂積氏が尊崇するという三光神が、上記の三者であるのは自然なことだと感じる。
「日月」が「大国主とスサノオ」であることは以前書いた。
全国各地で上記の三者が様々な名で祀られていることも以前書いた。
この法則に当てはめれば、日月星の「星」は封印された女神であるスサノオの妻(レディ・ヴィーナス・クマラ)であることは見当がつく。
私は仙台で訪れる必要のある場所を直感を頼りに選ぶ作業をしていた。
その時に青麻神社に三光神が祀られているということを知った。
旅の前に、心の中で強く問いかけた。
「星が示す存在は・・・女神、あなたですか?」
青麻神社を参拝したが、これといって私のアンテナに引っかかるものはなく・・・
駐車場へ戻ろうかと考えていると、青麻神社で行われているという神楽を紹介した掲示板がとても気になった。
写真に収めてみた。
確認すると「白い狐」のようなものが写っている。
写真を撮るといろいろと写りこむことがあるので、最近は驚かなくなった。
右側2本の紙垂に重なるように白い狐が写っている。
頭に宝珠を載せ、面をかぶっているようにも見える。
狐は女神を表すものだ。
そして、女神には「白」という色がついてまわる。
「白(シラ、シロ)」という言葉(音)には「光」という意味があるらしい。
白山も昔は、ハクサンではなくシラヤマと読んだらしい。
シラヤマの姫である、ククリヒメ(ククリ)はレディ・ヴィーナス・クマラのシリウスにおいての存在だ。
要するに同一の存在と考えて良い。
写真に写った「白い狐」は、私の問いかけに対する答えなのだろう。
「星」は封印された女神だと教えているらしい。
帰宅後、調べものをしていると、こんな情報に辿り着いた。
金星のWikipediaより転載
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地球から見ると、金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月に次いで明るく見える星であることから、明け方に見えるものを「明けの明星」、夕方に見えるものを「宵の明星」という。
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日(太陽)、月に次いで明るい星、それが金星。
金星はヴィーナスとも言われるとおり、女神を表すと言って良い。
サナト・クマラとレディ・ヴィーナス・クマラは、金星から地球へと遣わされた存在だ。
金星といえば、サナトかレディ・ヴィーナスを思い浮かべる。
日月星の「星」は、金星であり、封印された女神であるレディ・ヴィーナス・クマラを表すのだろう。
青麻神社では、主祭神として、 天照大御神、月読神 、 天之御中主神 が祀られている。
この三柱は、日月星を表すとのこと。
しかし、1点おかしな部分がある。
天照大御神が「日」、月読神が「月」を表すのは明白である。
日神である天照大御神は、大国主を。
月神である月読神は、スサノオを表しているのだろう。
星神として祀られている天之御中主神。
この部分に大きな違和感を覚える。
ソースは忘れてしまったが、天之御中主はスサノオだという情報を受け取っている。
私の感覚もそうだと感じる。
すると青麻神社で祀る三神は、「大国主(天照大御神)」「スサノオ(月読神)」「スサノオ(天之御中主神)」になる。
上記で説明した、日月星=三光神ではなくなっている。
仙台という場所は、出雲族にとって大切な場所だったのではないかと感じる。
故に、エネルギー的なバランスを崩すために、大きな力が働いて、祭神を変更させられたのかもしれない。
天之御中主神という祭神名に沿って考えるならば、この部分には高皇産霊神(タカミムスビノカミ)が入るのが妥当なのではないか。
造化三神は、要するに、サナト、レディ・ヴィーナス、サナンダの三者を表していると思われる。
高皇産霊神がレディ・ヴィーナスを表す名だと思われる。
造化三神については、改めて書きたい。
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高千穂の秋元神社について以前記事にした。
こちらの扁額の画像を確認すると、「日月」ではなく「日月星」であることにあらためて気がついた。
そして、この秋元神社にも三者が祀られている。
国常立尊=スサノオ=サナト・クマラ
国狭槌命=大国主=サナンダ・クマラ
豊斟渟尊=スサノオの妻(大国主の実母)=レディ・ヴィーナス・クマラ
これ以上、書く必要があるのか・・・というほどに、全国でこの三者が祀られているということになる。
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朱華色の夜明け