55.住まいの湿気はあなたの健康を襲う
こんにちはryomaですいつもご訪問いただき
ありがとうございます(^O^)
ジメジメした梅雨も明けたようですが、梅雨模様の
時は洗濯物は外に干せず室内干しをする機会が
多くなりますが、これが、室内の湿気をさらに増し
てしまいます。
湿度と温度の条件が揃えばカビの最適な環境に
なります。
この湿気は75%以上と温度は20℃~30℃で
カビの栄養分となる、ふけ、アカ、食品の残りカス
などがカビの大好物なのです。
また、カビとダニが好む環境は一緒なのです。
それにダニはカビも大好物だそうです。
ですからカビが繁殖しているところには、ダニも繁
殖しているわけです。
カビの発生しやすい場所は、あなたも日頃目に
しておられるところ、その主なところの、浴室・
洗面所・トイレ・キッチンシンク廻り・下足箱・窓廻り
の結露部分・ジュウタン下・押入布団・エヤコンフィ
ルターの汚れなどと湿気の滞留するところです。
カビは、胞子を生産しながら増えていきますがその
胞子は眼に見えないくらいに小さく軽くて空気中を
浮遊していて、あなた方ご家族に襲い掛かります。
医学界では、カビによって発症する健康障害は大
きく分けて3つだと言われています。
①食物を食べて発症するカビ毒中毒症
②カビ菌が皮膚から侵入して発症するおむつかぶれ
や水虫
③呼吸などから体内に侵入して発症するアレルギー
性鼻炎やぜんそくや肺炎など
そこでカビ予防対策としては、
①室内の湿度を60%如何に下げる→除湿機やエヤ
コンの利用(*エヤコン除湿機能の場合は電気消費
が大きいですから冷房機能の方が経済的です)が即
効性があります。
湿度の高い部屋に除湿機を移動して除湿下さい。
ただ、除湿機、エヤコンとも室温はカビなどに最適温
度ですが、一方の湿度を下げれば繁殖しにくくなります。
温湿度をこまめに管理するために室内には、温湿度
計の常備をおすすめします。
②晴れの日は、風上の窓を狭く明けて風下の窓を全
開放して風通をよくして下さい。
途中風を遮るドアなども開放し、押入れも開放して、
布団などはスノコを敷いて通気しやすい隙間を作る
のがこつです。
→間取りの当初から通風窓位置などを検討下さい。
③室内に観賞用水槽、水やりの必要な観葉植物は
湿度の高い時は置かないようにしてください。
④洗濯物の室内干しは、浴室の乾燥暖房機を利用
されると良いですね。
そのためには、浴室に当初から物干しパイプをセット
して置かれることがおすすめです。
パイプの後付はバスユニットの場合は下地補強がな
いと困難ですから。
カビは仕方ないとあきらめがちですが、以上の対処
をすれば、かなり減るはずです。
家族に、よく、ぜんそくの人がおられる時に、それは
ダニのせいだとと言って床ジュウタンなどを撤去して
フローリングに改修される方がいますが、これは、
ダニだけで無く、カビも関わっていると思いますから
カビ対策も必要です。
そのため、風通し良くし湿度を下げることによって多く
は解決するのではないかと思います。
また、今までにお話してきました高断熱・高気密構造
による24時間計画システム換気をしていますと、空
気中の浮遊塵も湿気も排出してくれます。
今日は、住まいのカビの健康被害と対策についてお
話しましたがご参考になりましたら幸いです。
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