５２．地震で寝室家具はあなたを襲います
こんにちは、ryomaです
いつもご訪問いただき
ありがとうございます(^O^)
日本は、あなたもご存知の通り地震国です。
今後の大きな地震予測として、東海地震、東南海
地震、南海地震は１５０年以前の発生記録から
今後約２００年周期で発生すると推測されています。
大地震の住まいの被害記録の一つに、意外と多い
のは、家具の転倒による重傷や負傷被害です。
その家具の種類と順番は、本棚、和たんす、食器
棚、整理タンス、洋タンス、ピアノです。
怖いのは、寝室の家具の和タンスや洋タンスです
が、この家具が転倒して寝ているところに直撃して
きた場合に怪我や命取りになりかねませんから。
その意味で、寝室のベッドと家具の配置が、間取り
にとって重要になります。
設計の時には、家具レイアウトを考えて寝室の形や
位置取りを決めることをおすすめします。
家具の配置は、布団敷きやベッドの位置に家具が
転倒してこないように配置するのが望ましいのです
が、寝室の広さによってはそれも困難です。
それと、寝室のドアまでの室内ひなん通路の確保も
重要です。
家具が転倒して通路をふさぎ、ドアも開かなくなる
恐れがありますから。
家具転倒防止対策としては、あなたも地震グッズを
ご存知だと思いますが、まず、家具前側下部に滑り
止めくさびなどと家具天端の壁側にL型金物や
チェーンを壁と家具で固定したり、家具天端壁側に
天井と家具に突っ張り棒で固定する方法が有効と
されています。
ここで問題になるのは、転倒防止金物が取り付け
られるかどうかです。
一般的には、壁は、石膏ﾎﾞｰﾄ（厚さ約１ｃｍか
１．３ｃｍ）一重貼りであり、下地材が４５ｃｍ間隔
です。
天井は、石膏ﾎﾞｰﾄﾞ（厚さ約１ｃｍ）で下地桟は４５
ｃｍ間隔ですから強度的には弱い材料です。
壁や天井の下地桟は表からは見えませんから、
家具の配置は下地桟とは関係なしに配置していま
すから、転倒防止金具は石膏ﾎﾞｰﾄﾞに取り付けで
きません。
金具取りつけはあなたでも取り付けできますが、
壁及び天井の補強板取り付けは素人では困難です。
そこで、提案ですが、転倒防止金具などを取り付け
出来る様に、開口部の無い壁には床より１．５ｍか
ら２．３ｍまでの部分、天井は壁より３０ｃｍの範囲
部分に石膏ﾎﾞｰﾄﾞ裏に補強を入れておくことです。
難しく言いましたけれど、要するに、家具配置される
だろうと思われる開口部の無い壁及びその上の天井
に家具転倒防止金具取り付け用の下地を入れてお
かれることです。
このことは、後では出来ませんから、設計の段階で
専門家に要望しておいて下さい。
今回は、地震の時の家具転倒防止対策についてお
話しましたがご参考になりましたら幸いです。
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