1.適度にちょうどよい(ポジティブ評価)
2.いい加減である(ネガティブ評価)
もう 無法地帯 と言っていいほど 公共サービスの質においても
個性豊かな(=個人の能力・サービス度によって全然違う)イタリアに暮らしていると
2.の意味での 適当

そして やり場のない怒り

時間が癒してくれるのを 待つしかないのが常ではありますが
今日は 久―しぶりに
1.いい意味 での


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午前中 近所の薬局に行き いろいろまとめ買い。
・花粉症の薬2箱(この時期 雑草の花粉が鼻を刺す~!
それでも農婦には 干し草をかきまわす という 作業が待っている…拷問である)
・アベンヌの日焼け止め4本(じき 中欧旅行に来る母と現地で落ち合い♪
日本ではお高いこちらの日焼け止めを持って行ってあげるのだ)
・Vichyの顔・ボディ用 日焼け止め1本(試しに買ってみた。美肌の農婦に日焼け止めは欠か せませんことよ!)
・ピル半年分(明るい家族計画!…というよりか 自分のリズムをコントロールできる という
便利さにひかれ サプリ感覚で愛用中。)
店長と思しき いかにも薬剤師らしい(勝手な想像)
色白 面長のおじさんは 大変丁寧で
・花粉症の薬は 処方箋通りのものか ジェネリックでいいか
・ジェネリックは 約半額の値段だが 効果は全く同じ
など 今まで何回も花粉症薬を購入してきた中で
初めて 「顧客の身に立った」 情報を提供してくれ
また お会計の際には
・領収書はいるのか
・レシートだけでいいのか
これもまた 今まで聞かれた事のない質問で
確認する念の入れよう。
いや、実費だし いらん紙増やしたくないんで
レシートでいいっす
…その後判明したのだが
領収書いるかどうか には 私にとって 大きな意味があった!
お会計の際 彼は急に小声になり 私に耳打ち。
「きりのいいところで ちょっと値引きして 150ユーロにしときましたから」
えっまじで?


Grazie!
2・3ユーロの値引きかな と思って
レシートを見ると
正規価格=158,7ユーロ
それが150ユーロ だから
な なんと 8,7ユーロ割引!
本日のレート 1ユーロ=128,5円で換算しますと
約 1100円もの割り引き!
ちょっとゴーカなランチ



Bravo~ Farmacista!
(イケテる~ 薬剤師さん!)
おまけに アベンヌ製品をまとめ買いしたことで
かわいい アベンヌ印の キャンバス・トートバッグまで
いただく♪
まだまだ 個人商店が多い イタリア。
また 田舎 ということもあり
店主と ノリが合うと その場で割引してくれることは
珍しくありません。
が
薬局だよ?
日本の マツキヨ とかと違って
全国共通の ミドリ十字 と 杖に蛇の絡まったデザイン の 看板を掲げる
どっちかというと
日本の 調剤薬局 的な
フォーマルな雰囲気漂う イタリアの薬局ですよ。
こんなところでも 勢いで こんなに値引きしてくれるとは♪
こういう テキトーさは 大好きだ イタリア。
これもやはり 個 の裁量に任されている
という 風潮から 来るものでしょうね。
組織のルール第一 の日本では まず ないであろう。
調剤薬局ではまずないし
マツキヨでも ちゃんと事前に セール となっていなければ
また いくら以上買ったら割引可 という マニュアル が なければ
まず無理であろう。
店長だって 所詮雇われであるし。
↑イタリア中部 ヴェローナで見かけた
一味違う アンティークな看板
個 の裁量 に頼る部分が大きい事で
サービスには ものっすごく ムラがある。
しかし同時に こういった
臨機応変 な サービスも 可能である。
表裏一体 ですな。
そして 私は
こういった 時々の サプライズ・プレゼントが
あるお陰で イタリアで 生き延びている…かもしれない。
おまけ:
薬局ぐらいで 驚くなかれ。
以前 歯医者でも
“ノリ割引” を してくれたことが あったのでした。
その時のエピソードは こちら↓
日伊国際比較~歯医者編~
http://hiroponz.jugem.jp/?day=20121014
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